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エフェメラル

季節外れですが、スプリング・エフェメラル(Spring ephemeral)ってご存知ですか?

春先のほんの短い間だけ花を咲かせて、あとはじっと地下で次の春を待つ植物の総称です。訳せば、春の短い命、妖精。

山でたくさんの花に出会うことができるのが、林業従事者の特権です。現場への往き帰りや作業の合間に、ふいに美しい花々に出会えることがとてもうれしかったりします。

私にとってそんな花たちはみんなエフェメラルです。
その中でも大好きなエフェメラルたちをご紹介しましょう。
(ちょっと女子力高くて?恥ずかしいですが、笑わないで読んでくださいねー(^^;)

【2月】

春の訪れを知らせてくれる福寿草。雪の中からむっくり出てきて花を咲かせる姿には毎年感動させられます。事務所に咲く石割り根性福寿草も毎年楽しみです。

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【3月】

カタクリはとても女性的な可愛らしい花ですね。短い期間に咲き競うような群生地は、いつまでもその場所に留まっていたいと思わせる特別な場所です。

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【4月】

イカリソウ。植えつけの現場でトンガ(土を掘るクワの一種)を振り下ろしそうになって思わずよろけたことがあります。斜面にひっそり咲く姿には心打たれます。

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【5月】

山中の地面に、緑の葉と白い花のコントラストが美しいヒトリシズカを見つけた時の喜びは相当なものです。今は亡き(同じく不器用な)造園屋のおじさんにその名前を教えていただきました。

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【6月】

今年初めて下刈り現場で出会ったオダマキ。花弁のカタチが奇跡的に美しい花ですね。平安時代の貴族の衣装のよう。

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【7月】

希少種、トモエソウ。一日しか咲かないそうです。刈り払い機の犠牲にならないように立入禁止テープで囲っておきます。

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【8月】

雑草に埋もれながら、うつむいてひっそり健気に咲く姿が、ただただ奥ゆかしく、とても愛らしいレンゲショウマ。楚々として可憐。キング・オブ・エフェメラル。

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【9月】

山でヤマジノホトトギスに出会うとそろそろ今シーズンの花の季節も終わりかな?と思います。ヘロヘロになった初めての間伐の現場で勇気づけてくれた思い出深い花。

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他にもたくさんご紹介したい、美しい花たちがありますが、キリがないので。
もちろん、樹木も好きですよ(^^;でも短い命の花々にはよりシンパシーを感じてしまいますね。
園芸種ではない山野草。その無口で奥ゆかしいところが好きですね。
自分自身もそうありたいと思います。
これからも短い間だけ、でも環境が変わらなければ毎年会えるはずの、出会いを大切に生きていきたいと思います(ってまず仕事しろよ^^;)。

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