2016.09.24

復帰しました


ここがどこかといえば、屋久島です
前回のブログでは沖縄旅行について書きましたが、
その後、最後となるであろう手術を前に今しかないとまた唐突に思い立ち、
今度は屋久島へ行ってきました。

豊かな原生林。そして数千年生き続けてきた屋久杉。
前々からこの仕事に就いた以上、屋久島に行って日本最古の杉は見とかないと、とちょっとした使命感を持っていたのですが、
今回ようやくその地へ赴くことができました!
「月のうち35日は雨が降る」といわれるほど雨が多い屋久島ですが、
前回の沖縄に引き続き快晴の日々!
いよいよ晴れ男としての能力が開花したかもしれません。
で屋久島の森はどうだったのかというと、いろいろな発見や気づきがあり面白かった。
もののけ姫のモデルにもなった森ですから、なんとなく巨木立ち並ぶ原生林をイメージしていました。
もちろん関東ではお目にかかれないような巨木もたくさんありました。
ただ印象に残ったのは、そうした森に残る人の暮らしの痕跡です。
木を搬出するためのトロッコ道や苔に覆われた石垣、チェーンソーの切り口が残る切り株。
屋久島といえどもこれまで多くの人の手が入り、今ある森が形作られたことを窺い知ることができました。
こうした視点を持って山や森を歩けるようになったのもこの仕事についたからで、発見や気づきが増えることほど面白いものはありません。
とはいっても、私なんかはまだまだ駆け出しで自然や林業については知らないこと、わからないことだらけ。
これからもっと経験を積み、勉強していかなければいけません。屋久島でそんな思いを強くしたところで、
 
先月の8月1日、ようやく職場復帰を果たしました。
怪我から1年半 。言葉にするとけっこう長い時間かかったように感じます。
それだけの怪我で、こうして復帰できたのもかなり幸運でした。
でも振り返るとそんなに長かったように感じないのは歳のせいでしょうか。
休んでいる間は曖昧な自分の立場にモヤモヤし、いつまで続くんだろうと嫌気がさしたりしていたのですが、
過ぎてみるとそれも過去の思い出で、大した時間には感じません。
それよりもその休んでいた間に自分が少しは成長したのかが気になるところ。。。
いろいろと貴重な経験ができたことは間違いないのですが。
 
最近、弊社ではレーザー測量器を導入し、会社周辺の山をせっせと測量しています。
私も慣れない機械を手に山を歩き回っています。
久しぶりの現場復帰でなにか感慨深いものでも湧いてくるかと期待していたのですが、そんなにないものですね。はじめての作業ですしね。
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なにがどこまでできるのか手探り状態ですが、これはできないあれはできないと甘えずに、
できることをどんどん増やしていかなければ仕方ありません。
とにかく仕事頑張ります。
加藤

この日記を書いた人

加藤 真己

加藤 真己

1989年生まれ。埼玉県飯能市出身。武蔵大学人文学部卒。獅子舞などの郷土芸能好き。日々の暮らしと仕事、文化が直結するような地域密着の職を求め、大好きな獅子舞を作り上げた先人たちが多くやってきた山仕事への関心が高まり、現職に。

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