2018.08.14

夏の装い

暑い…
今年の夏は本当に暑い。
先日、隣町の青梅市で40.8度を記録。都内で40度超えは観測史上初だそうです。
そんな中での外作業はなかなかしんどいものがあります。
さて今はとある皆伐・搬出現場に入っています。
皆伐現場ですから木々の木陰はみるみる無くなり、炎天下での作業を余儀なくされます。
そんな暑い暑い皆伐現場を生き抜くには
無理せずこまめに休憩をとることが一番。
でも休んでばかりいても仕事は一向に進まないので、
ここはなんとか少しでも、涼しい服や装備を身につけて暑さを凌ぐことも大切です。
ということで今回は最近の当現場でのちょっとした暑さ対策をご紹介します。
まず今季完全に定番ファッションとして定着したのが
『化繊Tシャツにアームカバー』

渾身のキメ顔で写ってくれたのは当現場のムードメーカー、城定君。


できることならTシャツ一枚、どうせ人目の少ない山の中だからなんなら上裸で…といきたくなりますが、
林業では薮をかき分けたり枝をはらったり、搬出現場であればごちゃごちゃした薮の中でワイヤーを引きずりまわすこともあります。
あまり肌の露出が多いと傷だらけになってしまうのでやはり長袖がベター。
ただ普通の長袖を着るよりは少しでも服に隙間を!となるとこの組み合わせが現状一番涼しい気がします(気がする程度ですが)。
休憩のときはアームカバーを手首までおろせば爽快です!!
Tシャツとアームカバーの色の組み合わせで遊んだりして、おしゃれキコリ男子たちの心くすぐるコーデとなっています
昼休み。みんなTシャツにアームカバー。 
 
 
続いて当社で年々愛用者が増えてきているのがこちら
『ハイドレーション』

背負っているハイドレーションは、
mont-bellが代理店を務めるcamelbakというメーカーのもの。
ハイドレーションの容量は3L。背負っているのでそれほど苦になりません。
飲みきったことはほとんどないので、水がなくなるかもという不安感もありません。
人によっては2Lや1.5Lサイズを使用。


バックパックに入れた水筒から伸びたホースが、肩越しから手元まで伸びているので、
いつでも好きな時に(作業しながらでも)我慢せず水が飲めるので圧倒的に楽!!
こまめに水分を補給するためガブ飲みすることもなく、
休憩時のみ水を飲んでいた頃に比べ、1日の水の消費量が減りました(個人差あり)。なのに楽!
水筒を凍らせておけば背中ひんやり、いつでもキンキンに冷えた水が飲めるので最高です!
なんでみんな使わないんだろうと思うほど快適なので、まだ未経験の方はぜひお試しを。
 
 
そして最近ジワジワきているのがこちら

なんか怪しい。
日の丸カラーの真っ赤なアームカバーがおしゃれ


『サングラス』です。
これは暑さ対策というか、紫外線対策
皆伐現場ともなるとギラギラと降り注ぐ太陽の照り返しが眩しく、目への負担も大きくなります。
そこで当現場リーダーの佐田が取り入れたのがサングラス。
なんか今時のちょっとイカついにーちゃん感ありますが、
実際目が疲れなくなったとか、視界が少し暗くなるせいで曇りのような気がして少し暑さを忘れられるとか(こうなると完全に気のせい。。。)
いつの間にか、写真の飯塚もメガネに着脱できるサングラスを購入。
そのうち現場メンバー全員サングラスかけるようになったりして、
なんか特殊部隊みたいになれそうです。
 
 
 
そしてそして、、、
最新グッズは    『特大日傘』

レースクイーンよろしくノリノリでモデルになってくれたのは、当現場のムードメーカー城定くん。


休憩時や集材時、伐採した材にワイヤーを掛ける荷掛け者は日陰のない斜面で待たされることもしば
しば。
これまでは離れた隣山の日陰まで避難するか(急斜面での移動が大変で毎回はできない)、
ただその場でじっと暑さに耐えるしかなかったのですが、
ここで新たな選択肢「自分で日陰を作る」という画期的なアイテムが導入されました。
ただ導入初日から日傘をほっぽって荷掛けに行き、
傘を取り行くのがめんどくさいと結局太陽の下、日差しに耐えていることが多かったので、
今後この傘が開く機会が増えるかは微妙なところです。
そのほか、
まめに塩飴や梅干しなど塩っ気のあるものを食べるようにしたり、
いつも以上に休憩を増やしたり、
唯一クーラーの効く重機の運転を交代で行うようにしたりと、
効果のありそうなものはいろいろ試していこうと思う今夏です。
まだまだ暑い日が続きますが、みなさまお体に気をつけてお過ごし下さい。

雨上がり。霧湧く中での荷掛け


加藤

この日記を書いた人

加藤 真己

加藤 真己

1989年生まれ。埼玉県飯能市出身。武蔵大学人文学部卒。獅子舞などの郷土芸能好き。日々の暮らしと仕事、文化が直結するような地域密着の職を求め、大好きな獅子舞を作り上げた先人たちが多くやってきた山仕事への関心が高まり、現職に。

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