2021.07.29

檜原森のおもちゃ美術館オープンに向けて青木×大谷館長がトーク

11月3日オープン予定の「檜原森のおもちゃ美術館」の取り組みについて、東京都の創業支援施設である「スタートアップハブ東京TAMA」で大谷館長と弊社・青木が対談しました(2021年7月29日)。

 

東京都の島嶼部を除く唯一の村である檜原村は、その93%が森林という緑豊かな自然に囲まれています。

 

かつて林業が盛んだった時代に植えられた木の多くは、現在樹齢60年を超え使いどきを迎えていますが、現在の安価な丸太価格では、せっかく育った木を山から出しても、林業・木材産業には還元できません。村には他の主要産業がなく、高齢化も進み、人口は年々減少しています。

 

しかし、ここには東京とは思えない素晴らしい自然と、各集落で脈々と受け継がれてきた郷土芸能などの文化があります。檜原村の森林は東京の水と空気の源となっています。

 

檜原村では、こうした自然や文化を未来へ残し、人々がこれから先も元気に暮らせることを目指して、木育をキーワードにしたプロジェクト「檜原村トイビレッジ構想」を進めてきました。
構想では、豊かな森林資源を活かし「日本一の木のおもちゃの村」となることで産業、観光の両面を振興し、
それに関わる人材を育成することをコンセプトに掲げています。

 

2019年には「檜原村おもちゃ等工房」がオープンしました。そして今年11月、構想の中心となる
「檜原 森のおもちゃ美術館」がオープンします。

 

対談では、活動を支えてくれる関係者の巻き込み方、次の世代にも自分ごととして考えてもらえる仕組みづくりなど、質疑応答も交えて約1時間半、話しました。

 

オープンが近づくにつれニュースも増えてきますので、ご関心のある方はぜひ、「檜原森のおもちゃ美術館」のサイトをチェックしてみてください。