さて今回は最近目にした、これはというものを脈略もなく紹介しようと思います。とくに会社にも林業にも直接関係ありませんが(最後の以外)個人的には繋がりあるかなと思っているので紹介してみ〼。
まずはこちら
『青梅宿 津雲亭』
我が家のほど近く、
青梅駅から徒歩6分、青梅の街中に建つ古い邸宅「津雲亭」です。
こちら昭和初期の青梅の名士、津雲氏の邸宅で5年ほど前に修復され一般公開されるようになりました。
すごい建物という噂を耳にしたので先日見に行ってきたのですが、
昭和初期の日本建築の粋を尽くし、贅を尽くした素晴らしい家屋でした。
また津雲氏が集めていた
木版多色刷りの浮世絵版画をはじめ、普通触れることのできないような歴史資料や本物の日本美術品をホイホイ触らせてくれます。
とにかく建物のつくりと使われている材(大きな屋久杉の戸板や桐の天井板、秋田杉の板、柿の床柱などなど)が凄いので、一見の価値ありです!
近くにこんな名建築があるなんてラッキーです。
青梅の昭和レトロの街並みと昭和の富豪の粋な邸宅に興味ある方はぜひ!
http://www.tukumo-tei.com/index.html
続いてこちら
21_21 DESIGH SIGHT『︎展』
(〜3/8まで)
六本木ミッドタウン内にあるデザインにまつわる展覧会に特化した美術館です。
美術館の建築は安藤忠男。
安藤忠男!!という感じの建築です。
ミュージアムショップも厳選された素敵なものばかりで、勝手にライバル視している(してません。ただただすごいなと思っています)青森ヒバ商品で有名な某社のヒバオイル等も扱われております。
今回の展覧会では国内の著名なデザイナー、建築家、アーティストの普段表にでることのない製作過程の図案やメモ、スケッチをズラッと26人分展示しています。
あのデザインやロゴができるまでにこんな過程があったのかと唸らされます。
売れるものづくり、残るデザインの背景を垣間見れた気がしました。
デザインやものづくりに興味ある方はぜひ!
http://www.2121designsight.jp/program/inspiration/
どんどん行きましょう。
続いては正月休みに一人でひたすた京都をぶらついているときに出会ったこちら
GOOD NATURE STATION(京都 四条河原町)
四条河原町に真新しいビルが建っていました。
京阪グループが昨年12月オープンさせたホテル、レストラン、ショップ等の複合施設で
「人にも、自然にも、良いものを」をコンセプトに自然や環境、持続可能性を強く意識した店構え。
いろいろこだわりのある内装、モノ、メッセージが散りばめられていて地方の最新セレクトショップ好きとしてはとても面白かったです。
SDGsへの取り組みが、ある意味オシャレ、先端のトレンドになってこういう新しいお店に取り入れられるんだなと思ったり。
またここでも某社青森ヒバのオイルや丸太が…すごい。
京都の街中で日本の手仕事とシャレた食事とホテルをお探しの方はぜひ!(私にはまだ早かった)
https://goodnaturestation.com/
最後はこちら!
アンドビール(東京 高円寺)
中央線 高円寺と阿佐ヶ谷間の高架下すぐ近くにお店を構えるアンドビールさん。
美味しい美味しいスパイスカレーと自家醸造のビールとゲストビールを8種ほど楽しめるマイクロブルワリーです。
いつもお世話になっております。ほんとに美味しいです。
さてこちらでは昨年末頃、弊社から提供させていただいたヒノキのカンナを使ってヒノキのビールを作っていただきました。
これが、またほんとに美味しくて…
一口飲んで、林業やってて良かったなと、これまでで一番キコリであることを誇らしく思えた瞬間でありました。
さらにさらに昨年末アンドビールさん限定オリジナルグッズとして発売したヒノキの升!!こちらも嬉しいことに弊社で製作させていただきました。
ポイントはアンドビールさんのかわいいロゴと升の縁部分に材の皮付近の丸みを残し素材感を出したところ。唯一無二の升になったかと。
今後もまた関わらせていただけたら幸せです。。
木が好きすぎて飲んでみたい方、東京発のクラフトビールを楽しみたい方はぜひ!そのうちヒノキビールまた楽しめる機会あるかもしれません
https://www.facebook.com/andbeerkoenji/
ということで会社のブログで会社以外の会社や施設を宣伝するという、これが許されるのかどうか。
これもきっといつかどこかで仕事の血となり肉となるかと思うのでご容赦下さい
(誰への釈明でしょうか)
加藤
明けましておめでとうございます。
12月23日の事です。檜原村に初雪が降りました。雪化粧した森はとても美しく、檜原村で仕事できて良かったと思える景色です。
1日で道路の雪はほとんど解けましたが、現場にはまだ雪が残っています。雪解け水で足元がグチャグチャになったり、凍結してガリガリになったり、大変ですが安全作業で頑張っております。
年が明けて、木材販売チームが首を長くして納品を待っていた、高圧洗浄機が届きました。
この機械は枝や丸太などの材の皮を剥くのに使用します。
以前は手で皮を剝いました。春から夏にかけてはつるんとキレイに皮が剥けるのですが秋から冬は幹と皮がくっついて人の手では剥きにくくなってしまします。
高圧洗浄機を他の事業所にお借りしてやっていたのですが、今後は自社で皮むき出来るという事で、工房と連携して効率よくおもちゃ等の製材品を生産していける体制が整ってきました。
今後、さっそく社有林の間伐で出た枝などの皮むきをする予定です。
昨年一年、山での大きな事故はなく仕事することができました。ありがとうございました。今年も安全作業で頑張っていきます。
人生を幸せに生きたいのならば、釣りをしなさい。
そう昔の人は言いました。こんにちは。釣り人こと本山です。
突然ですが私、毎週のごとく豊洲、お台場(たまに千葉)辺りまで釣りに出かけている所謂釣りバカと言われる人種です。次回のブログでは釣りの話をしようと画策したものの、特に印象的な釣果もないままに年の瀬となってしまいました。
しかし当方は山の今を伝えるべく活動している林業会社。故に社員ブログには山や森のお話を皆さん書かれています。そこで釣りって…と思いつつも過去には多摩川のお話なども掲載されているのでまあきっと大丈夫でしょうということで、今回は釣りと魚のお話をさせていただこうと思います。
皆さんはシーバスという魚をご存知でしょうか?
たまに外来種と思っている方もいらっしゃいますが、れっきとした在来種。和名はスズキといいます。成長とともにセイゴ→フッコ→スズキと名前が変わる出世魚で、食性は主に小魚(ベイト)を捕食するフィッシュイーターです。大きいものでは90cm~の大きさになり、ルアーフィッシングの界隈では大型をランカーと呼びます。
海水魚ですが、淡水域にも適応できるためベイトについて河川に遡上します。餌についてノリノリで遡上した結果海に戻り損ね、何の理由か淡水域に居ついた個体はリバーシーバスと呼ばれます。近辺だと埼玉の柳瀬川、新河岸川などで釣ることができます。
荒川であれば秋ヶ瀬取水堰、多摩川であれば丸子堰、宿河原堰が遡上限界点と言われてはいますが、何らかの拍子に登って行った個体もおそらくいるであろうという、とにかく登る魚です。堰がなければ河口から数十km以上の距離でも登ります。秋田の雄物川は堰やダムがないため、海から実に100km以上の地点でシーバスを狙うことができるそうです。
日本に生息するスズキはマルスズキ、ヒラスズキ、タイリクスズキなどがありますが、一般にシーバスといえばマルスズキのことを指します。
高級魚ともてはやされたのは昔の話。マルスズキは比較的安価な値段で流通しています。一方荒磯に生息し、流通量も少ないヒラスズキは常に高級なお値段です。
東京湾は生息数も多く、シーバスフィッシングがとても盛んです。春先〜秋にかけて、荒川や多摩川などの主要河川、港湾、また都内の水路等には多くのアングラーが見受けられます。かく言う私も東京湾のシーバスに魅せられた一人。シーバスをメインにブリ、イナダなどの青物、メバル、アイナメなどのロックフィッシュなどをルアーで色々と釣っております。
こちらは荒川下流の小松川橋下。夏〜秋は水に入ってのウエーディングゲームを主体にしております。シーバスは12月くらいから沖の深場で産卵するため、河川域からほぼほぼいなくなります。つまり今が一番寂しい季節です。河口域や港湾部に残ってる魚、産卵から戻ってきた魚を釣ることもできますが、なんせ寒いのでオフシーズンにしているアングラーも多いのではないでしょうか。
シーバスは季節によって食性が変わる魚。夏〜秋はサッパ、コノシロ、イワシ、ハク、イナッコ、ハゼ、サヨリ、落ちアユ、様々なベイトを捕食していますが、これから春先の季節に好んで捕食されるのがバチと総称される環形動物達。アオイソメとかゴカイといった多毛類の仲間です。冬から春にかけて産卵のために海中へ浮上してくる彼らは捕食しやすく、産卵後で体力を消耗したシーバスにとって格好の餌となります。
そんな『バチ抜け』と呼ばれる現象も各地でちらほら始まるこの季節ですが、今私はフラットフィッシュに熱なため、しばらくシーバスはお休みにしております。
フラットフィッシュとは書いて字のごとく平べったいお魚、ヒラメやコチなどの魚がルアーフィッシングの対象となります。
僕の地元福島県いわき市から茨城にかけて常磐の海は平物の魚影が濃いことでそこそこ有名な地域。12月初頭、スタッドレスタイヤを取りに帰省した際にもちろんヒラメを釣りに行きました。
向かうは北茨城、大津漁港。
この季節、ヒラメもまた陸地に接岸する個体数は減り、数は出なくなります。
しかし個体のサイズは大型化する傾向があり、70cm〜の個体も釣れているとの情報。イワシの大群が入ってきており、間違いなく何かしらのフィッシュイーターも付いている雰囲気。
早朝4時。漁港に到着しベストやら何やらを準備しているとポイントにはすでに多数のアングラー。どうやらブリなどの青物狙いの人が多いようです。
ジャークを入れながら早巻きしている方々を横目に、砂浜から離岸流に向けて力の限り遠投。4インチのワームで粛々とリフト&フォールをします。寒いです。
10投目くらいでヒット 頭の中がヒラメになります。
が、上がってきたのはマゴチ。貴殿でしたか。旬は夏ですがとりあえず刺身でいただきました。
結局ヒラメは釣れず、隣の人が62cmのヒラメを釣っていたのが悔しかったので、年末年始は昼夜でヒラメに打ち込む予定の本山です。
私が釣りに打ち込めるのも山から運ばれてきた土壌成分がプランクトンを育むため。来年は山と森に感謝しつつ、恩を返せるよう努力したいと思います。
皆様も良いお年ををお過ごしください。
]]>ご無沙汰しております。飯塚潤子です。先月末の月曜に、産前産後休業&育休をフルでいただき、第2子の一歳の誕生日の日に復帰しました!(なので一歳のお誕生日を優雅にお祝いする余裕は毎回ありません…)
復帰の前週に社長からのお言葉。
同僚の明子さんは同じ保育園なのでなんとなく26日におもちゃ工房のお披露目会があるらしいということは聞いていましたが、なるほど!!
ということで復帰初日はその準備、当日はバタバタ司会を務めました。
復帰したてで多くのお久しぶりの皆様とお会いでき、うれしかったです!
しかし当日の寒さは想定外でした…いや、予報はあったんだから想定及ばずで、参加者の方には申し訳なかったですm(__)m
カフェ月見かえるさんのケータリング、残り物をご相伴にあずかりましたがとっても美味しかったです!
檜原おもちゃ工房とは・・・「檜原村を日本一の木のおもちゃの村」にしよう!という「トイビレッジ構想」の一環で、村の木をおもちゃに加工する施設なのですが、見学するスペースもあり、薪ストーブあり、もちろん村の木を使って村の大工さんが立ててくれました。チェンソーズはその運営受託者という位置づけです。
2014年の秋、坂本村長を四ツ谷の東京おもちゃ美術館にご案内したところから始まり、12月には檜原村が「ウッドスタート宣言」を実施、翌2015年より毎年村のウッドスタート事業として、木のおもちゃを生誕祝い品として贈呈したり、村のお祭りで木育キャラバンを開催したり、四ツ谷のおもちゃ祭りに出展したりしています。
このあと2021年には、隣の敷地に「檜原おもちゃ美術館」も出来る予定です。
さて、翌日は埼玉県飯能市にあるSaturdayFactoryさんとの打ち合わせに同席。オシャレでなんでも自分でできてしまう万能型Oさんと、改めましてよろしくお願いします。ご提案いただいたアイディアを、一緒に商品としてカタチにしていきます。
お披露目した工房の2Fをさっそく使用。我が家にも事務所にもないエアコンがここにはあるのだ!!(あったけぇ・・・)
社長はこうしていろんなところでたくさん遊んで新しいビジネスの種をたくさん拾ってきてくださいます。
そして週末は無印良品渋谷西武店さんにて「東京の森の木を使ったリース作り」のワークショップ講師をしてきました。
1時間半の中で、自然素材を使ったリースを作りたいという参加者へ、どれだけチェンソーズや林業のことを上手に伝えられるか。難しかった!!!3回目にようやくなんとか自分の言葉で宣伝ではなく、訴えることができたような気がします。コーディネーターの長谷川さんも2児、しかも男兄弟のパパということで、ぜひぜひ檜原村に遊びに来てほしいな。
というわけで復帰早々、とてもチャレンジングなお仕事をさせていただいています。
とはいえ1歳と3歳のお子もおりますのでやはり仕事がっつりというわけにもいかず、フレックスの週4、時短勤務をとらせてもらっています。
それとは関係ないですが、最近は通勤の中に一部トレッキングを取り入れ、秋~冬の檜原の空気を少しでも体感し、心肺機能を高めたいと思っています。週一のお休みにはジムへ通い、ゆくゆくはシックスパックを取得したいというのが個人的目標です。
仕事と家庭、自分自身。バランスをうまくとって三十路後半もがんばりたいと思います。
]]>足下にも沢山の秋が。
そんな紅葉が綺麗な反面さむ〜い山の中おじさん達は背中からは湯気が立つほど汗だくで楽しいお仕事に勤しんでおります。そう!荷揚げです。1本10kg弱ほどの丸太を2本ずつ肩に担いで山登り。みんな一列に並んでバケツリレーならぬ丸太リレーをするのです。檜原では?チェンソーズでは?このバケツリレーを「くるちょい」と呼びます。社長曰く「くるちょいすれば疲れない。」その場を動かず右から左に渡せば疲れないかもしれませんが、限られた人数で山の中に運び込むために一定の間隔を開けて並んでいるのでまぁまぁ登らなくてはなりません。
勘の悪い方でもお察しいただけてるかと思いますが、疲れます。メッチャ疲れます。脚をプルプルさせながらもまだまだ余裕だよって顔して運ぶのです。それも400本。終わる頃にはみんな産まれたての子馬のよう…その分運び終えた時の達成感は素晴らしいものです。
この丸太達何に使うかと言いますと山の中の遊歩道の整備に使います。これから立派な歩道が出来ることでしょう。皆様檜原の山中の遊歩道を歩く機会があれば心の中でそっとおじさん達に労いの言葉でもかけてやってください。
次回の歩道整備では700本荷揚げすると聞いて、当日は風邪をひいてお休みをもらおうと企む城定でした。
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