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2017.04.11

木を出す仕事

ついこのあいだ年が明けて、今年も心機一転がんばろう!!などと、のんびりと意気込んでいたと思っていたら、寒さが和らぎ、福寿草が咲き、散って、こんどは梅が咲いたぞ観梅だ、などと思っていたら、もう桜が散り始めました。
今日の檜原村は一日じゅう雨。雪に変わるとの予報もあります。雪景色の中でお花見できるかもしれません。2017年も4分の1が過ぎました。ここ数年、時間が経つのが早くて早くて、この調子だとあっという間に紅葉の季節を迎えそうな気配です。
慌ただしく時間だけが過ぎていきますが、もう少し落ち着いて日々の生活を送らなければと痛感しています。3歳と5歳の息子たちがかまってくれるのもいまだけですし。

グラップル(ハサミみたなのがついた重機)が大活躍


 
ということで(?)、最近、私が担当する仕事は業界でいうところのいわゆる「ダシ」。昆布でも鰹でもありません。ひょっとことかキツネのお面が踊るやつでもありません。木を伐って→山から運んで→適当な長さに揃えて→トラックで運搬する、丸太の搬出作業です。
60〜70年かけて先人が育んだ木を収穫する最後の工程。重機が入ったり、大きなトラックが出入りしたり。なにかと賑やかで、土場の回し方(運営)から運搬までまさに総合力が試される仕事です。大きな木を伐って、動かす作業は危険も伴いますが、現場に漂う空気は緊張感に加えて不思議な高揚感。少しお祭りみたいなテンションかもしれません。立派に成長した木を伐って、木材を使う方々へお届けする、消費者の顔が見える仕事はやりがいがあります。

年輪が整った素直なヒノキ。チェンソーで伐っていると、香りでクラクラします。


当社はこれまで育林(間伐、下刈り等)が中心でした。搬出を専門にされている方々からすると、まだまだ素人に毛が生えた程度かもしれませんが、慣れない重機にのって日々、悪戦苦闘しています。
木材の搬出作業は、伐倒から運搬までの一連の流れを考えながら作業しなければならないので、どこかが詰まると全体が滞る…、と、ここまで書いていて気付いたのですが、こんなことは街場の仕事では当然ですね。山の中でずっと仕事をしていると、世の中の常識を忘れてしましそうになります。とにかくチーム一丸となって毎日、木と格闘しています。
 

運搬の段取りも大切です


 
 

(あまりない)知恵を絞って磨き丸太(木肌をそのまま柱として使う予定)を搬出したり


 
 

インターンの鈴木さんにも2週間お手伝いしていただきました。


伐採も残すところあと1割ほど。
最後まで焦らず、安全第一で。
佐田
 

この日記を書いた人

佐田 周平

佐田 周平

佐田 周平

1981年生まれ。大阪府高槻市出身。早稲田大学文学部卒。業界紙の記者として勤務後、一次産業で働きたいと思い、林業の世界へ。ロープワークやGISの技術習得に貪欲。樹木医。林業架線作業主任者。

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