2017.09.20

緑の配置

東京都市部


もう10年くらい前になると思いますが、
図書館で借りた雑誌に印象的な記事が載っていました。
ブルックリン(ニューヨーク州)のビル郡の一角が荒れた空き地になっていて、
そこを周辺の住民が勝手に緑化してしまったという、確かそんな記事でした。
木漏れ日の中で気持ちよさそうに植物の手入れをする人の写真が載っていました。
日本の都市部でよく見る、整いすぎて植物の魅力がゼロと化してしまった感じではなく、
ビルとビルの間に鬱蒼とした小さな林が出現したという感じ。
そこで、勝手にハーブを育てたり、堆肥を作ったりしている人もいたようで、衝撃を受けました。
都会に鬱蒼とした林があるというギャップに魅かれるのは私だけでしょうか・・・?
みなさんはどうお感じになるでしょうか。
記事を読んだときに私が思ったのは、
山に行かなければ体験できない森の静けさや暗さが、
東京都心に点在していたらすばらしいのでは?ということでした。
都心でもそれぞれの地域に大きな公園などがありますし、それぞれ魅力的ですが、
毎日新宿に通っている人でも、御苑に足を運ぶのはそうと決めた特別な日だけだったりしないでしょうか?
もし、ビル5棟おきに小さな森林があったら・・・
景色が変わるのはもちろんのこと、様々な感覚が刺激される気がしませんか?
普段の通勤やショッピング、散歩などちょっと違う見え方がしてくるかも?
(さらにその森林を育てる、活かす、楽しむ、管理するというところまで考えるとわくわくしてきますね)
このブルックリンの記事を読んだときからずっと、
「東京を小さな森が点在する都市に」という考えが変わらず頭の隅にあります。
自然を美しいと思う心は世界共通。海外から訪れる人もほっとするはずです。
(話が飛びますが、前回のオリンピック時に蓋をした渋谷川を次回オリンピックに向けて復活させるらしいですね。楽しみです。)
土や虫が苦手な人もたくさんいるので、
緑が沢山あることが一番よいことだ!とは思いません。
私も虫を好きになったのは大人になってからです。
都市に森が点在していたらいいなと思う理由は
先ほど書いたギャップや違和感の魅力と、
ビル郡の中にオアシスが点在するようで単純に気持ちが良さそうだからです。
あとは、自然の中にいた方が、人が自然の一部として美しく見えるからかもしれません。
カフェの真ん中に森、
ホームの一角に林、
オフィスの一角が森に
というのなら実現するのも簡単かもしれません。
そういうところなら既にもあるかもしれませんね。
世界の都市の緑具合はどうなっているのか、
ちょっと気になったのでGoogle earthで見てみました。
地上から約10-25kmの画像です。

北京(中国)


ニューデリー(インド)


モスクワ(ロシア)


ベルン(スイス)


パリ(フランス)


ブリュッセル(ベルギー)


ベルリン(ドイツ)


コペンハーゲン(デンマーク)


ロンドン(イギリス)


ストックホルム(スウェーデン)


ニューヨーク(アメリカ)


オタワ(カナダ)


ブラジリア(ブラジル)


 
緑の有無にかかわらず、それぞれ特徴的で綺麗ですね。
みなさんはどの都市が魅力的に見えたでしょうか。
今のところ東京の緑の配置は西側にぎゅっと凝縮して寄っています。

東京西部(檜原村)


濃い緑が恋しくなったら西側へ遊びに来てください。

事務所前に設置したコンテナ苗。実験的に育てています。         今は小さいですが、いずれは東京の緑の一部に!


 
 
さて、長くなってしまいましたが、最後に昨晩の一コマをご紹介。
今週末に行う『きこりの焚き火教室』の予行練習。
焚き火の材料は山から出た杉の皮、葉、枝です。
みんなが手間をかけて集めた燃料を使っておこす火の味わい深さは格別。。。
焚き火をするならバームクーヘンを作ろう!ということで、
生地をつくり、竹の棒をくるくる回しながら生地をかけ、
回しながら焚き火にあてて、木をくべて、
あーでもない、こーでもないとおしゃべりしながらやっていたら結構楽しい。
切ってみると、案外綺麗にできていて、
とても美味しいのでびっくり。
(ちょっとスモーキーな香りがします。)

焚き火が楽しい季節はこれからです。
火のおこし方、焚き火の楽しみ方が気になる方は
9/23(土),24(日)に昭島市アウトドアヴィレッジまでぜひ遊びに来てください。

この日記を書いた人

森未有

森未有

森未有

1987生まれ。東京都檜原村育ち。日々恵みを与えてくれる周囲の自然と積極的に関わりたくて入社。好きなことは、畑、登山、ダイビング(予定)。

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