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2019.12.19

エンガワを求めて

人生を幸せに生きたいのならば、釣りをしなさい。

そう昔の人は言いました。こんにちは。釣り人こと本山です。

突然ですが私、毎週のごとく豊洲、お台場(たまに千葉)辺りまで釣りに出かけている所謂釣りバカと言われる人種です。次回のブログでは釣りの話をしようと画策したものの、特に印象的な釣果もないままに年の瀬となってしまいました。

しかし当方は山の今を伝えるべく活動している林業会社。故に社員ブログには山や森のお話を皆さん書かれています。そこで釣りって…と思いつつも過去には多摩川のお話なども掲載されているのでまあきっと大丈夫でしょうということで、今回は釣りと魚のお話をさせていただこうと思います。

 

皆さんはシーバスという魚をご存知でしょうか?

たまに外来種と思っている方もいらっしゃいますが、れっきとした在来種。和名はスズキといいます。成長とともにセイゴ→フッコ→スズキと名前が変わる出世魚で、食性は主に小魚(ベイト)を捕食するフィッシュイーターです。大きいものでは90cm~の大きさになり、ルアーフィッシングの界隈では大型をランカーと呼びます。

海水魚ですが、淡水域にも適応できるためベイトについて河川に遡上します。餌についてノリノリで遡上した結果海に戻り損ね、何の理由か淡水域に居ついた個体はリバーシーバスと呼ばれます。近辺だと埼玉の柳瀬川、新河岸川などで釣ることができます。

荒川であれば秋ヶ瀬取水堰、多摩川であれば丸子堰、宿河原堰が遡上限界点と言われてはいますが、何らかの拍子に登って行った個体もおそらくいるであろうという、とにかく登る魚です。堰がなければ河口から数十km以上の距離でも登ります。秋田の雄物川は堰やダムがないため、海から実に100km以上の地点でシーバスを狙うことができるそうです。

日本に生息するスズキはマルスズキ、ヒラスズキ、タイリクスズキなどがありますが、一般にシーバスといえばマルスズキのことを指します。

高級魚ともてはやされたのは昔の話。マルスズキは比較的安価な値段で流通しています。一方荒磯に生息し、流通量も少ないヒラスズキは常に高級なお値段です。

 

東京湾は生息数も多く、シーバスフィッシングがとても盛んです。春先〜秋にかけて、荒川や多摩川などの主要河川、港湾、また都内の水路等には多くのアングラーが見受けられます。かく言う私も東京湾のシーバスに魅せられた一人。シーバスをメインにブリ、イナダなどの青物、メバル、アイナメなどのロックフィッシュなどをルアーで色々と釣っております。

こちらは荒川下流の小松川橋下。夏〜秋は水に入ってのウエーディングゲームを主体にしております。シーバスは12月くらいから沖の深場で産卵するため、河川域からほぼほぼいなくなります。つまり今が一番寂しい季節です。河口域や港湾部に残ってる魚、産卵から戻ってきた魚を釣ることもできますが、なんせ寒いのでオフシーズンにしているアングラーも多いのではないでしょうか。

 

シーバスは季節によって食性が変わる魚。夏〜秋はサッパ、コノシロ、イワシ、ハク、イナッコ、ハゼ、サヨリ、落ちアユ、様々なベイトを捕食していますが、これから春先の季節に好んで捕食されるのがバチと総称される環形動物達。アオイソメとかゴカイといった多毛類の仲間です。冬から春にかけて産卵のために海中へ浮上してくる彼らは捕食しやすく、産卵後で体力を消耗したシーバスにとって格好の餌となります。

 

 

そんな『バチ抜け』と呼ばれる現象も各地でちらほら始まるこの季節ですが、今私はフラットフィッシュに熱なため、しばらくシーバスはお休みにしております。

フラットフィッシュとは書いて字のごとく平べったいお魚、ヒラメやコチなどの魚がルアーフィッシングの対象となります。

僕の地元福島県いわき市から茨城にかけて常磐の海は平物の魚影が濃いことでそこそこ有名な地域。12月初頭、スタッドレスタイヤを取りに帰省した際にもちろんヒラメを釣りに行きました。

向かうは北茨城、大津漁港。

 

この季節、ヒラメもまた陸地に接岸する個体数は減り、数は出なくなります。

しかし個体のサイズは大型化する傾向があり、70cm〜の個体も釣れているとの情報。イワシの大群が入ってきており、間違いなく何かしらのフィッシュイーターも付いている雰囲気。

早朝4時。漁港に到着しベストやら何やらを準備しているとポイントにはすでに多数のアングラー。どうやらブリなどの青物狙いの人が多いようです。

ジャークを入れながら早巻きしている方々を横目に、砂浜から離岸流に向けて力の限り遠投。4インチのワームで粛々とリフト&フォールをします。寒いです。

10投目くらいでヒット 頭の中がヒラメになります。

が、上がってきたのはマゴチ。貴殿でしたか。旬は夏ですがとりあえず刺身でいただきました。

 

結局ヒラメは釣れず、隣の人が62cmのヒラメを釣っていたのが悔しかったので、年末年始は昼夜でヒラメに打ち込む予定の本山です。

私が釣りに打ち込めるのも山から運ばれてきた土壌成分がプランクトンを育むため。来年は山と森に感謝しつつ、恩を返せるよう努力したいと思います。

皆様も良いお年ををお過ごしください。