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2020.04.09

歩く〜多摩川ふたたび〜

昨年末の話です。
多摩川を歩きました。檜原村・役場近くの橘橋から羽田・大鳥居まで(秋川〜多摩川)。秋川〜多摩川は、かつて筏流しによる木材の流通が盛んだったところです。林業に携わるものとして、やはりそのスケール感を味わっておきたい。そんな思いが根底にあります。あまり、いいませんが。

出発の10日前に弊社代表・青木から、社内向けにこんなメッセージがありました。

【秋川から多摩川。そして東京湾で正月用のアジを釣る。ぶらり徒歩の旅編】

昨年秋のチュービングでは、羽田六郷付近で強い向かい風に遭い、残念ながら途中上陸となってしまいました。
ただ、その他にも反省点があり、和田向付近でドボンによるスマホとiPadまさかの水没。記録手段がなく、ほとんど記録が撮れませんでした。
秋の鮎の友釣りシーズン真っ盛りということもあり、釣り師との軋轢。
そして意外と川のことや周辺のことをしっかりと見れなかった。
そんな反省点を生かして、今回のテーマは「徒歩で東京湾のアジを釣りに行く」。
冬の水量が少ないタイミングなので川沿いも比較的歩きやすいかなと思います。(基本的に道路ではなく川沿いを歩きます。)

スケジュールは以下の通りです。
興味がある人はコメントください。途中離脱、途中参加もOKです。サポート部隊(幕営装備等運搬)も募集してます。
雨天予報の場合は中止します。

日程:2019年12月28日〜30日(3日間)

行程:檜原村役場〜羽田
1日目(28日):朝、役場下をスタート。多摩川親水公園付近にて幕営予定。工程約30km、約12時間。
2日目(29日):国立湯楽の里付近をスタート。羽田付近にて幕営予定。工程約40km、約12時間。
3日目(30日):羽田にて釣り船でアジ釣り。

ここにある「昨年秋…」とは? そう、じつはこの前の年にもやっていたんです。
2018年9月、羽田を目指してボート、タイヤチューブで秋川〜多摩川を下ったのでした。詳しくは、森未有「多摩川はつづく」、木田「ヤマザクラ Cerasus jamasakutra〜多摩川はまだつづく」、佐田周平「多摩川(の話)はつづく」のブログ3連作をご参照ください!

行程を切り取った(?)動画もあります。「Akigawa Tamagawa Journey」

というわけで、今回は「歩く」。
12月23日に秋川でのミーティングに参加したのは、青木以下、森、長谷川新平、木田妻、木田の5名。これに加えて、当日参加の金久保誠(株式会社 森未来)を入れた6名がメンバーです。隊長は前年につづいて青木に決定。

12月28日朝5時。檜原村役場集合。まだ暗かったので、街灯を利用して集合写真を撮影。
その後、橘橋たもとから川へ。真っ暗。暗〜い川を眺めたあと、地上に戻り、檜原街道を五日市方面へ向かいます。

当初計画では、なるべく川沿いを歩くとしていました。しかし、10月の台風19号による大雨で、川沿いは崩壊か所が多く、歩行困難。なので、無理せず道路を歩きます。
3時間後の午前8時前、あきる野市戸倉のセブンイレブン到着。最初の小休止。隊長はここでカップラーメンを選択。

初日のゴールは、国立市の高田大橋付近。約12時間の行程でした。青木メッセージにもあった「湯楽の里」のすぐそばです。

僕は初日は完歩。2日目は、キャンプ地から羽田までテント等をクルマで運び、羽田から逆に上流に向けて歩きました。
なかなかみんなに合流できず、途中、電車やバスで行ったり来たり。東急の鵜の木駅から河原に向かって走ったりもしました。しかし、その後の連絡で、その付近はもう通過したことが判明。ふたたび駅に戻り、電車・バスを乗り継いで、雑色駅付近をショートカット中のメンバーと合流。

そんなこともありつつ、最終目的地の羽田・大鳥居に着いたのは17時半。この日も12時間です。
翌日予定していた釣りは、雨予報だったので中止しました。

全部ではなかったですが、歩いてみて分かったこと。多摩川は、いろんな人の暮らしに寄り添ってある川なんだ、ということ。
秋川では、10月の台風による大雨被害を悲しむ女性に会いました。毎日散歩で来るそうですが、石ころだらけの風景が悲しいと話していました。「たまにやらないと、大変なことになる」と竹藪を整理する人もいました。多摩川では、サイクリング、ランニングが多かったです。河原では、凧揚げしたり、バトミントンする親子、ラグビー練習中の子どもたち、ゴルフに勤しむ紳士たちも。海に近づくと、圧倒的に釣り人が増えます。

歩くと、いろんなものが見えます。

参考文献:月刊「考える人」2012年秋号(特集”歩く 時速4kmの思考 ”)、 月刊「NATIONAL GEOGRAPHIC」2016年10月号(特集”多摩川”)、藤岡換太郎「川はどうしてできるのか」、岸由一「流域地図の作り方」、大竹聡「多摩川飲み下り」。DVD「水曜どうでしょう」(門別沖釣りバカ対決)。

前回に引き続き、村松昭「多摩川散策絵図」を公式マップに採用しました。とてもいい地図なので、皆さまもぜひ、手に取ってほしいと思います。

この日記を書いた人

木田 正人

木田 正人

木田 正人

1966年生まれ。青森県弘前市出身。日本大学農獣医学部卒。雑誌記者など出版界勤務後、「人のため、地球のための仕事」をしたいと思い、林業を志す。東京チェンソーズ設立当初から森林整備と広報を担当。

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