2021.07.07

林業で一番キツい作業はなにか?

結論から言うと、「地拵え」が林業で一番キツい作業だと思います(個人の感想です)。
4月から始まった地拵えのキツさ、楽しさを解説しようと思います。
キツいポイントその1…フィジカル勝負
地拵えは人力パワーに頼る部分が多く小手先の技術、機械などでカバーできることが少ない、ほぼないと言っていい。
キツいポイントその2…不快指数が高い
汗だく、泥、木屑まみれ、熱帯雨林のような湿度…地拵えは不快指数が高いです。しかも作業中なぜか体が痒くなります。たぶん毛虫か蟻かウルシの木でしょう。
キツいポイントその3…終わりが見えない
目の前のマクリが上手くマクレないだけでもイライラしますが、広大な面積を拵えているので終わりが見えない精神的なキツさもあります。
こんな地拵えですが、楽しいこともあります。自分を鼓舞するためにもいくつか紹介していきます。
楽しいポイントその1…体力、筋力が向上する
地拵えを始めてからだんだん体が引き締まっていくような感覚があります。仕事をしながら体を鍛えてられる、なんて素晴らしい職業なんでしょうか!
そもそも、地拵えに関わらず林業作業全般はフィジカル勝負!?
楽しいポイントその2…oneチェンソーズ
各々が作業の効率化、省力化を考えて作業し、チームが一つの生き物のように動いている感じがとても良い!
楽しいポイントその3…精神鍛錬
ここで林業事業部部長飯塚氏の地拵え初日の日報をご覧下さい。
→いよいよ始まりました。(中略)1日やりましたが萌芽した緑であまり変わり映えしません。達成感を期待してたら火傷します。
サハラマラソンはゴールの事を考えると絶望するから毎日走りきる事だけを考えるそうです。皆さんサハラマラソンに出ると思って来てください。
(後略)
終わりは考えない、今ここに集中する!地拵えは精神鍛錬の修行なのかもしれません。

この日記を書いた人

長谷川新平

長谷川新平

1989年生まれ。福島県会津出身。東京農業大学栄養科学科卒。前職は栄養士、造園業。大学で山岳部に所属していた経験から、山の中で体を動かす仕事がしたいと思い入社。

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