2022.01.25

第49回 ”影”を楽しむ!? 広葉樹の枝

檜原村・時坂地区の弊社・社有林から出てきた広葉樹3種。左端がアラカシで、右端がアセビ。残りがケヤキです。
マテリアル販売事業部・吉田に聞きました。

―枝がいろいろありますね…

広葉樹を各種揃えました。

―どこに生えてたんですか?

全部同じ場所なんですよ。社有林の裏を整備したときに伐った木ですね。10年生くらいの、3〜4m程度の木が少し混んでいたので、間引いたんです。

―そうなんですね…

ここにあるのは高さ1m70cmくらいの比較的小さいもので、乾かして、さて、どうしようかなというところです。

―葉が付いてるのとないのがありますね?

アラカシとアセビは残しました。アラカシの葉っぱ、いい色じゃないですか?

―たしかにそうです。

どちらも常緑樹といって葉が落ちない種類の木でして…
アセビのほうはまだ緑が残ってます。

―ケヤキは葉を落としたんですか?

そうなんです。常緑ではないので、いずれ落ちますし、くしゅくしゅしてきて見栄えがあまり良くないので。

―さて、どう使えそうですか?

このまま樹皮付きでもいいかなと思うんです。かわいいですよね 笑

―天井から吊るして、照明にという使い方が以前ありましたね。

そうですね…
これ、影がいいでしょう!

―たしかに!

影を楽しめるものにしたいですね。

―ほか何かありますか?

壁面を飾るとか…

―ケヤキは芽が出てますか?

芽もかわいらしい。

■素材データ
サイズ:高さ:1070mm前後
状態:樹皮付き、未乾燥
樹種:アラカシ、ケヤキ、アセビ
伐採時期:2021年11月
重量:1kg弱

(取材後記)
今回のニュースレターに載ってる写真はすべて影付き。お気付きでした? 影があってこそ、本体が映える。そんな気がします(木田)。

この日記を書いた人

木田 正人

木田 正人

1966年生まれ。青森県弘前市出身。日本大学農獣医学部卒。雑誌記者など出版界勤務後、「人のため、地球のための仕事」をしたいと思い、林業を志す。東京チェンソーズ設立当初から森林整備と広報を担当。

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