第149回 光で表情を変える“揺らぎ”ポイントが魅力
現場作業の事情で伐採されたウリハダカエデを製材に出し、板にしていただきました。名前は割とよく聞くウリハダカエデですが、実は木材としてはあまり重宝されていないそうで…。販売事業部・吉田に聞きました。

―これは何の木ですか?
ウリハダカエデです。
―ウリハダカエデですか…?
そう。樹齢がまだ若いとき樹皮が緑色で、それがウリの実に似ているんでそういう名前が
ついたそうです。
―なるほど…
植栽の仕事で山に植えることは割とあるんですが、材として取り扱うのは実は今回が初めてです。
―植えることはあるんですね?
広葉樹を植栽する仕事では、東京都の仕事なんかでも植えることが多いですよ。
―植栽樹としては人気なんですね。
ちゃんと聞いたわけではないので推測ですが、ウリハダカエデは葉っぱが大きめで、扇型の特徴ある形なんですね。それで紅葉もするから人気なのかなと…
―なるほど、そうかもしれないですね。
チェンソーズ調べということで(笑)
―了解(笑)。で、こちらの材は原木市場で購入したんですか? それとも社内の現場から?
社内ですよ。去年の秋、飯能の現場で作業道を作るのに支障になる広葉樹を伐ってたんですが、そのときの1本ですね。

―どんな木なんですか?
同じカエデの種類のイタヤカエデに比べると少し柔らかで、材としてはあまり重宝されてないようです。
―そうなんですか。
イタヤカエデは家具や楽器にも使われたり、うちでもテーブルを作ったりしていて、材としてよく聞きますが、ウリハダカエデはあまりメジャーではないというか…。正直、聞いたことがなかったです。
―そんな感じなんですね。現場からはどれくらいの量を出してきたんですか?
長さ2mの丸太を2本だけです。製材したのはそのうち1本です。
―板は全部で何枚あるんですか?
7枚です。

―木目が綺麗ですね。
そうです。ゆったりした感じがありますね。
―この節の辺りの揺らぎがいいですね。僅かに光沢もあって。
そうなんです。この部分で箱や置物などでも、何か小物を作ると良さそうですね!
―確かに、かっこいいですね!
こういう模様は光の当たり方で表情が変わるので、見て飽きないんじゃないかと思いますよ!

■素材データ
サイズ:全長:2000mm、幅:300mm弱、厚み38mm
樹種:ウリハダカエデ
状態:未乾燥
伐採時期:2025年10月
(編集後記)
山にはいろんな樹種があります。同じ飯能の現場からは他にミズナラ、サクラなど出してきました。中には今回のウリハダカエデのように扱ったことがないし、材としてあまり人気がないものもあったりしますが、いろいろとチャレンジするのもいいですね木田)
