2015.10.14

宝物

朝、夕と肌寒くなり秋の気配がしてきましたね。
檜原も標高が高いところでは葉も色づき始めています。
社員の中には「もう冬が来る」と冬の到来を警戒する声も。私もそのうちの一人です。
さて、今日は僕の宝物を紹介したいと思います。
きこりの宝物とはいったい何でしょう?金の斧?銀の斧?ヴィンテージのチェンソー??
いえいえこれです。

山で拾った鳥の羽です。
ドット柄のはコゲラ、青い刺し色がキレイなカケス。

長いのはヤマドリの尾。トンビの羽もあります。
そうです。僕の宝物は山での拾い物です!
山で面白いものを見つけるとついつい持って帰ってしまう癖があります。←犬か!
家はそんな宝物であふれています。(※ゴミ屋敷にはなっていません)
なので僕が何かを持って帰ると、またヘンなものを持って帰っていると社員から呆れられます。
そんな他人からはあまり理解されない宝物を
今日は特別に公開します!!
先に紹介したヤマドリの羽は結構人気で、縞々の数が多いほど立派なものになります。
拾った羽が何の鳥の物かが分かると一層楽しいです。
続いて

まつぼっくりです。
上がコウヨウザンのものでこの辺ではあまり見かけないのですが空き家の近くに植わっていました。
枝ごと落ちていることが多いのでしょうか?
下の段左からハリモミ、アカマツ、ダイオウショウ。
ダイオウショウはサイズもインパクトも大ですね。手の平以上あります。
まつぼっくりは種類によって大きさも形も様々です。これもまたどの木か分かると楽しいです。
お次は

クルミ
ただのクルミではなく動物の食痕付きのクルミです。
右の半分に割られている方がリスのものです。
よく見ると周りに齧った痕が
リスはちょうどクルミの継ぎ目の部分を齧り隙間を作り、そこに歯を入れてテコの要領でクルミを割るそうです。
熟練のリスになればなるほど齧る範囲が少なくなるらしいですよ。
左の穴が開いているものはネズミのものです。
漢らしく正面からひたすら齧る!面白い形ですよね。
左のクルミの中によく見ると上のとんがりに切れ込みがあるものがありますよね。
もしかしたらリスが諦めたものをネズミが食べたものでしょうか?
ハチの巣です。
隼斗さんが狩ったコガタスズメバチの巣をいただきました。
狩っているそばにいましたがあの時はヒヤヒヤしました。

コチラは年代物のビン
ホームサイズのコカ・コーラ
昭和の香りがしますね。
右は薬が入っていたのでしょうか?
ガラスに気泡が入っており、かなり古そう。
サイドにはメモリ、正面には菊地醫院とかいてあります。
登山客が来ないような奥山には時々むかーしのゴミが落ちているときがあります。
昔のきこりが残したものだと思うとゴミなのにどこか特別なものに思えてきます。
だんだんと理解できなくなってきましたでしょうか。
お次はこれ

いやーいいですね!
美しい!これぞ芸術だ!!
・・・皆さんついてこれてます?
これは木が腐り節の部分だけが残ったものです。
八方にきれいに残っていたのでつい持って帰ってきちゃいました。恐らくマツかモミだと思います。
これからも分かる通り節は腐りにくく強いんですね。
なので構造材として節のある木を使うのは案外良いのかもしれません。
最後はこれ!

そうです。シカの頭骨です。
佐田さんと秩父の源流に釣りに行ったときに見つけたものです。
地域によっては珍しくもなんともないかもしれませんが、実はひのはらでは結構珍しいのです。
シカの角ですらなかなか拾うことがないほどです。
なんて言うと羨ましがられるかもしれませんね。
こいつらは植えた苗木を食べるのですから。
僕のコレクションはいかがでしたでしょうか?素敵でしょ?
このように山に落ちているものには物語が隠されています。それを読み取ると面白いですよ。
皆さんも山へお出かけの際は足元に気を配ってみてはいかがでしょう。
(飯塚達郎)
 

この日記を書いた人

飯塚 達郎

飯塚 達郎

飯塚 達郎

1986年生まれ。埼玉県新座市出身。琉球大学農学部卒。食品製造の工場勤務を1年経た後、「自然の中で働きたい」と転職。愛読書は植物図鑑、渓流釣りが趣味。ツリークライミング®ジャパン公認ファシリテーター。

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