2018.01.23
積み木の気持ち
大人の皆さま、
積み木と心を通わせたこと ありますか?
積み木でなくても
例えば、、
LEGOと。
ぬいぐるみと。
クレヨンと。
例えば、、
サボテンの鉢と。
バスタブと。
車と。
木と。山と。川と。星と。
などなど
おそらく、
これら感情がないとされているものと、
感情を双方向に通わせたことがない人はいないのではないでしょうか?
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濃い・・・
だれ・・・
と思われますよね。
この紳士は、積み木を「幼児教育の玩具」として広めたフレードリッヒ・フレーベルさん、ドイツ人です。
この描写が正確なら、相当灰汁(アク)の強いお顔ですね。
さて、誰もが一度は遊んだことのあるあの積み木がなぜ「教育玩具」に?
以下、フレーベル流「積み木遊びの極意」を2つだけご紹介いたします。
(注:最近読みかじった資料を自己流に解釈?要約?したものでございます。。)
その1:大事なことは積み木が教えてくれる
積み木はその名の通り、積んだり、組み合わせたり、並べたりして遊ぶものですよね。
そして大抵は幾何学的な形をしています。
それらを遊びながら操作することで、様々なことを身体で覚えていきます。
例えば
丸い積み木
横から見ると、
四角ですね。
○の中□が内包されている。
では逆はどうか?
□の積み木から、○を導き出すことはできるでしょうか・・・?
そう、回転させるのです。
多様な形の積み木を組み合わせたり並べたり、
そんな風に遊んでいるうちに
積み木の多様な側面や数学的な秩序を身体で覚えることができます。
その2 積み木の気持ち
この絵の脇にこんな歌が載っています。
ぐるぐるまわる、うれしいな
ぐるっと向きを変えて うれしいな
赤ちゃん あなたもうれしいな -(フレーベル全集より)-
回転する積み木の気持ちを歌ったものです。
なぜ積み木の気持ちがわかるのか?
それは、もちろん回っているからです。
積み木は子どもが触れば必ずその秩序に従って反応をします。
触れば動く、重心がずれていれば倒れる、重ねれば音を立てる、
などなど120%反応をしますよね。
だから気持ちがわかるのかなと。
その1でお話した積み木の様々な側面やその秩序に加え、
積み木を内側から理解する、ということを子どもたちは自然とやってのけます。
そうして積み木で楽しく遊びながら積み木の秩序や気持ちを学んだ子どもたちは、
ひいては、積み木以外の物事の秩序、気持ちを理解するのが上手な大人へと成長していくのではないでしょうか。
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さて、写真に使用した素朴な積み木、
こちらは森デリバリーからお届け予定の、東京・檜原村の山から伐り出した積み木です。
木の個性に合わせて様々な形、大きさになる予定で、
木特有のぬくもりや魅力を丸ごと楽しめるよう工夫を重ねている最中です。
ひとつとして同じものが無いこの積み木なら、きっといろいろな楽しみ方や発見があるはず。
乞うご期待です!
積み木に限らず
大人の皆さまも、たまには大いに遊びましょう!
欲を言えば、そこで思いがけない収穫を得たいものですね。