2016.01.20

山の神の日

1月17日、日曜日。
檜原村の大嶽神社にて毎年恒例の山の神が執り行われました。
近隣で仕事をする林業会社数社が集まり、日頃山で仕事をさせてもらう感謝と作業員の安全を山の神様に祈願します。

 

大嶽神社に参拝

大嶽神社里宮に参拝。本宮は大嶽山の山頂付近に


 
社有林の山の神にも参拝

社有林の山の神にも参拝


お参りのあとには大嶽神社のお守りをいただきました。
小さなお守りを大切に財布にしまい、また来年の山の神まで肌身離さず持ち歩きます。

大嶽神社のお守り

大嶽神社のお守り



毎年1月17日に執り行われる山の神ですが、実は私は今年が初参加。
去年は病院のベッドでした。
そう。よりによって山の神の前日に事故を起こし怪我をしてしまったのです。
多くの方々にご心配をおかけし、重苦しい山の神の日にしてしまいました。

それから1年。
普段は自らが置かれてる立場や状況をわかっているのかと、
自分で自分につっこみたくなるほどフラフラと呑気に過ごしているのですが、
こうして元気に山の神に参加できるのも多くの人の助けがあってのものです。
山の神への感謝とともに支えてくれた人たちへの感謝と安全を願ってお参りしました。
今年は現場にも少しづつ出ていけそうです。
どこまでできるかわかりませんが、休んでいた分を少しでも取り返せるよう
精一杯頑張ろうと思います 。
山の神を終えた夜、雪が降り始めました。
翌朝まで降り続いた雪は多摩地域に20センチから40センチ積もりました。
IMG_8032
山からはバキーーン バキーーンと雪の重みに耐えかねて枝や幹を折る木々の音が響いてきました。
長い時間と人の手がかかった木々が一晩の雪で傷つきます。
雪や倒木は作業の支障となり、山の危険性を高め、現場を遅らせます。
自然の力は強く大きいです。
加藤

この日記を書いた人

加藤 真己

加藤 真己

1989年生まれ。埼玉県飯能市出身。武蔵大学人文学部卒。獅子舞などの郷土芸能好き。日々の暮らしと仕事、文化が直結するような地域密着の職を求め、大好きな獅子舞を作り上げた先人たちが多くやってきた山仕事への関心が高まり、現職に。

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