6歳になったら机を作ろう!
会場は東京本土唯一の村、檜原村にある「おもちゃ工房」
普段は、この工房では、私たちが手入れをする山から出してきた丸太やそれを加工した板材などを原料として、おもちゃや日用品などを製造しています。
まずは工房の中でオリエンテーションと、森や木についてのお勉強。
森の働きってなんだろう?木を育てる仕事ってなにをするの?わたしたちの暮らしと森がどのようにつながっているか。
知っているようで知らない、次の世代を担う人たちにぜひ知っておいてもらいたいことを、イラストでわかりやすくお伝えします。
ヘルメットを装着したら、いよいよ山を登ってきこり体験へ出発!
狭い道なので、きこりの隊長を先頭に、一列になって進みます。
季節ごとに山の色はさまざま。春夏秋冬、それぞれの良さがあります。
森に入って実際の木を見ながら、きこりの隊長がいろいろなお話をしてくれます。
スギの話。ヒノキの話。檜原村の自然の話。五感をフルに使うことで、最初に聞いた森の勉強の解像度がぐっと上がります。
頂上に到着!ようやく作業に入ります。この日は、「間伐(かんばつ)」をみんなで力を合わせてやっていきます。
実際に立っている木を切ったことがある子はなかなかいません。みんな最初はちょっとドキドキ。
これでいいのかな、、合ってるかな、、
いいぞいいぞ、その調子。お父さんお母さんもぜひたくさん写真に残してください。
※こんな感じです↓↓
伐ったあとの切り株は、どんな匂いかな?触ってみるとどんなかな?
力を合わせて木を倒したあとはみんなで記念撮影!すてきな笑顔です◎
○おまけ○山の生き物、いろいろ
この日はいろいろな生き物に出会うことができました。その1、カミキリムシ。
その2、カエル!(どこにいるか、わかるかな?)
その3、セミ。(スタッフの背中に止まっていたのを取ってくれました!)
午後はおもちゃ工房での学習机作り
午後はきこり隊長に代わって、木工の先生がみんなに道具や作り方について教えてくれます。
最初の作業が実は一番大変。。ほぞぐみという、日本に昔からある、釘を使わずにくっつける工法で、机の脚を組み立てます。
親子で協力して、、
わたしもおてつだい!!姉妹でも協力できます◎
お次はノコギリ。お父さん、がんばれ!!
午前中に使ったノコギリとは全然違うね。みんなとても上手でした。もし失敗しても先生がちゃんとフォローしてくれるのでご安心ください。
なんだかだんだん、、形になってきたかな?
電動ドリルの穴あけは、危ないので先生と一緒に挑戦!
このイベントは毎月第二土曜開催、4組限定となります。5歳以上であれば何歳でも参加できます!
最後に記念のメッセージを書いて、、
ついにみんな完成しました!半日かけて頑張って作った思い出の机。デザインがシンプルなので、大人になってもずっと長く使えます。参加した方にはメンテナンス方法も併せてお伝えしています。
この日の作ったばかりの無垢な木肌が、いずれ日に焼け、油分等で飴色に代わっていくころ、みんなはどんな大人になっているかな?
木は植えてから一人前になるまで50年以上かかり、中には200年、1000年と生きている木だっています。
忙しい日常の中で、ふっと木の生きる時間軸に思いを馳せると、日々の生活がかけがえのないものであることに気づく。「6歳になったら机を作ろう」のイベント等を通じて、これからもたくさんの方へ木や自然の良さを伝えてゆけたらなと思っています。
(2022.8.12ご参加の皆様、写真撮影へのご協力誠にありがとうございました)