2021.01.07

新年ご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

大晦日には、除夜の鐘を鳴らしながら1年間の無事故に感謝し、そして新しい年も一年良い年となるように祈りました。
檜原村は元旦から好天が続く凛として爽やかな正月となり、本日穏やかに七草の節句を迎えております。

2020年はコロナ禍の中でライフスタイルも変化し、これまで以上に「自然」が見直されはじめました。自然もしくは田舎が「危ない場所、不便な場所」という認識から、「安心安全で快適な場所」へと変化した一年でもありました。
そのような社会変化の中で、林業という仕事はこれまでと変わらず、山に木を植え、育て、伐採して利用するということを続けております。災禍やコロナ禍に強い一次産業ということを改めて実感した年でもありました。
また、企業を中心としたSDGsの浸透に伴い、林業による森林管理や森林空間、木材利用についてもこれまで以上に注目されるようになって参りました。

そのような状況の中で、2021年も西多摩地域を中心とした森林整備事業をはじめ、様々な企業様との共同プロジェクトを通じて、檜原村の木を一本まるごと使い切ることで弊社が目指す「小さくて強い林業」の実現を目指してまいります。
また、今年は檜原村木材産業協同組合を通じて、檜原森のおもちゃ美術館建設や内部什器製作などの大型プロジェクトをはじめ、現在、国産木製玩具の自給率が数パーセントと言われている中で、10年、20年、30年後に檜原村が木のおもちゃの一大生産地になることを見据えた「檜原村トイビレッジ構想」の根幹でもある木工事業にも注力し、檜原村の木材産業振興にも貢献して参りたいと思います。

本年もコロナ禍で揺れ動く社会情勢をしっかりと見据え、SDGsなどによる社会的なニーズにもしっかりと対応し、これまで以上に皆様のご支援ご愛顧をいただきながら、弊社の各事業を推進することで社会に貢献して参りたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

株式会社東京チェンソーズ
代表取締役 青木亮輔