2019.11.29
くるちょい
秋も深まり、檜原の山の紅葉は終盤を迎えているように思います。昔はなんとも思わなかった紅葉を見てやたらと綺麗だなと感じるようになったのは歳を取ったからでしょうか?赤く紅葉するのはアントシアニンがどうのこうの…黄色く黄葉するのはカロチノイドがどうのこうの…難しいことはよくわからない城定です。
足下にも沢山の秋が。
そんな紅葉が綺麗な反面さむ〜い山の中おじさん達は背中からは湯気が立つほど汗だくで楽しいお仕事に勤しんでおります。そう!荷揚げです。1本10kg弱ほどの丸太を2本ずつ肩に担いで山登り。みんな一列に並んでバケツリレーならぬ丸太リレーをするのです。檜原では?チェンソーズでは?このバケツリレーを「くるちょい」と呼びます。社長曰く「くるちょいすれば疲れない。」その場を動かず右から左に渡せば疲れないかもしれませんが、限られた人数で山の中に運び込むために一定の間隔を開けて並んでいるのでまぁまぁ登らなくてはなりません。
勘の悪い方でもお察しいただけてるかと思いますが、疲れます。メッチャ疲れます。脚をプルプルさせながらもまだまだ余裕だよって顔して運ぶのです。それも400本。終わる頃にはみんな産まれたての子馬のよう…その分運び終えた時の達成感は素晴らしいものです。
この丸太達何に使うかと言いますと山の中の遊歩道の整備に使います。これから立派な歩道が出来ることでしょう。皆様檜原の山中の遊歩道を歩く機会があれば心の中でそっとおじさん達に労いの言葉でもかけてやってください。
次回の歩道整備では700本荷揚げすると聞いて、当日は風邪をひいてお休みをもらおうと企む城定でした。
この日記を書いた人
城定 鷹也
城定 鷹也
1991年生まれ。東京都八王子市出身。日本文化大学 法学部法学科卒。東京上野でアパレル業に3年勤務後、地元の自然に恩返ししたいと思い転職。趣味はキャンプ。