2020.09.01

「下刈り」それは「草との戦い」である

今年はなかなか梅雨が明けずジメジメした日が続きましたが、
梅雨明けから一気に気温が上昇し観測史上最高気温なんて日も
お盆が明けると過ごしやすくなると言われている檜原村でも酷暑が続きました

 

そんな時期に行われる作業は「下草刈り」となります
炎天下の中、苗木が小さいと日影も無く
風も吹いていないと輪をかけて熱中症まっしぐら
多い日には1日4リットルも水分を補給します
燃料、弁当、水分全て背負っての山登りは本当に辛い

 

しかし対策が無い訳ではありません
昨年から登場している空調服、もちろん中には冷感シャツ
今年はウォーターパックも導入しました
この装備が有効なのも気温35℃くらいまででしょうか

 

そこで最後の手段「スーパーサマータイム」の導入です
まだ暗い朝5時に集合して山へ向かい炎天下になる前に作業を終わらせる作戦です
昼過ぎには下山出来るのでとっても快適
朝4時に朝食を食べ、作業中に補食、14時頃に昼食を食べ、18時頃に夕食、21時頃就寝
健康的ではありますが、慣れてしまうと仕事の無い休日も同じリズムになってしまいます

 

そんな下草刈りもそろそろ終わりが見えてきました
シーズン中は早く終わらないかとばかり考えていますが
終わりが近づくと寂しくもあります
実は意外に好きな作業の一つでもあるのです
作業前は苗木が下草に覆われ草だらけの山も
作業後には苗木だけが残りとてもすっきり
とても達成感を得られる作業なのです

しかし蜂刺されだけは何とかならないものでしょうか。。。

この日記を書いた人

鳴島 浩二

鳴島 浩二

1979年生まれ。東京都羽村市出身。東海大学工学部卒。元小笠原海洋センター所長。小笠原諸島やインドネシアで海洋生物(ウミガメ、クジラ)の調査研究をしていた海の男。海洋環境を保全するにはと考えた結果、第一次産業の要である林業に辿り着く。

この著者の日記はこちら