2021.07.23

蔵から出てきたもの

先日、実家の蔵を見返す機会がありました。

子供の頃から遊び場にしたり物置にしたりとたびたび出入りしていて、

古い食器や写真、着物がしまわれていることは知っていたのですが、

改めて一通り見てみるのは初めてでした。

 

値打ちのあるものなんかはまったくないのですが、

これまで開けたこともない引き出しや棚、箱を開くと

古い生活雑貨や衣服に雑誌、

父や親戚、祖父や曽祖父の収集品、ノートや写真などが続々と出てきます。

本当にたわいもないものばかりですが、

話にしか聞いたことがなく、想像するしかなかった昔の人々の姿や様子、家の歴史が

生き生きと感じられ楽しい時間でした。

 

とくにやっぱり写真は面白いですね。

今回、大量のポラロイド写真なんかが出てきまして、

遺影や話でしか知らなかった人たちの素朴な表情を見ると、

当たり前ですが本当に居たんだな、生きてたんだなぁ なんて思います。

 

こんな写真がありました、ということでいくつか。

まずはこれ。

庭先で大量の枝を丸鋸で切ってますね。さらに昔に製材所をやっていたのでそれの名残の丸鋸でしょうか?

同じように枝を加工する風景、弊社でもよく見ますが、我が家でもやっていたんですね。

知りませんでした。

 

続いては、

山の新植地でさわやかに天を仰ぐ青年たちのこの一枚。

 

下刈りにでも来た時のものでしょうか。いいですね、さわやかです。

 

キリッと表情を変えてもう一枚あります。

 

ちなみに傍にいる黒いワンコは、祖母の話に聞く名犬「クロ」ではないでしょうか。

私が幼い頃犬を飼いたがるたびに、クロみたいに賢い犬はいない!と言われては諦めさせられる原因となったあの犬。

初めて見ました。たしかに賢そう。それにかわいい!

 

あとはこんなのやら

 

こんなのやら

左上から時計回りに

①地芝居の楽屋風景

②カカシの真似する幼い父

③石垣かなにかを積んでいるとき?

④花祭。茶畑の中を歩く

⑤昔の獅子舞の様子

⑥川べりに建っていた昔の実家

⑦電話交換機の前で

⑧昔の飯能祭の様子?

⑨何かの集まりで海釣りに行った時

 

山の木はまだ若く、地域に一番活気のあった頃の写真です。

 

この人たちが植えた山。良くしていきたいです。

 

この日記を書いた人

加藤 真己

加藤 真己

1989年生まれ。埼玉県飯能市出身。武蔵大学人文学部卒。獅子舞などの郷土芸能好き。日々の暮らしと仕事、文化が直結するような地域密着の職を求め、大好きな獅子舞を作り上げた先人たちが多くやってきた山仕事への関心が高まり、現職に。

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