2016.05.31
defeating hay fever
どうも、先輩の真似をしてタイトルをなんとなく英語にしてみた伏見です。おしゃれ感倍増です。
樵をやっていると花粉症(hay fever)の友達から「おお、日本の杉を全部伐ってくれ!頼む!(;△;)」と懇願される事が有ります。
真っ赤な目には涙を浮かべて、鼻をすすりながら。。。よほど杉に恨みが有るんでしょう。
そういう人々を救うために東京都は「花粉の少ない森づくり運動」というのを実施しています。
どういう運動かと言うと、杉を伐ったその跡に品種改良した花粉の少ない杉を植えたり、
花粉を出す木の枝を切り落としたりという地道な運動です。
100年も有ればだいぶ花粉を減らせるのではと思います。林業のタイムスケールですからね、いたしかたないぜ友よ (・x・ )
そんなこんなでこの間、初めて枝打ちをやらせて頂きました。
通常の枝打ちは節の無い丸太を生産する為に若い木に対して行うので、梯子で登れる比較的低い所の細い枝を鎌や鉈で打ちます。
一方で花粉を出す枝を切る時は樹齢50年とか60年の木の高い所の太い枝を切るので、写真のような登降機で登ってノコギリや小型のチェンソーを使います。
自分は高所恐怖症ではないんですが、登っていって幹が細くなると風とか自分の体重移動とかで木がグイーンって揺れるんですよね( ̄Д ̄;
揺れるたびに「オヒョホッ」ってグー○ィーみたいな奇声を発してます。
それにしても、こんなに毎日杉に囲まれて、伐倒する時なんか黄色い霧に包まれている自分が花粉症にならなくて、杉なんて視界に一本もない都会の人達が花粉症になるって不思議ですよね。
花粉症の先輩も居ますけど、都会から山に引っ越してきたら症状がましになったそうです。
やっぱり排ガスとかと花粉が合わさって悪さをしたり、アスファルトの地面では花粉が舞い続けたりっていうのが原因なんじゃないですかねぇ。
あとは体質でしょうか。自分もいつ花粉症になるかわからないのであまり変な事は言えませんが、3日も断食すれば体質が改善されて花粉症をdefeatできるみたいですよ。
僕は花粉症じゃないので、花粉症の方、どうぞ自己責任でお試しください。
え?嫌だ?しょうがないですねぇ、じゃあ
樵になれ(^-^)
敏腕リクルーターふしみ
この日記を書いた人
伏見 直之
伏見 直之
1989年生まれ。愛知県出身。関西学院大学文学部卒。大学時代はワンダーフォーゲル部主将。アウトドアメーカーに1年勤務後、持続可能な社会の実現に貢献したいという想いで転職。