2020.12.17
防寒対策
林業には1年を通して様々な仕事がありますが、快適に仕事が出来る日はどのくらいあるのでしょうか。
11月~2月は「寒い」、3月~4月は「花粉症」、6月~7月は「梅雨」、8月~9月は「猛暑」となると快適なのは5月と10月の2ヶ月しかありません。
もちろんその時々で対策をとって出来るだけ快適に作業が出来るようにします。
しかし、その中でも一番厄介なのは「防寒対策」です。なぜ厄介なのか、この時期の作業は間伐が多いのですが、作業中は汗を掻くほど暑くなるのです。暑くなるのが分かっているので服装は薄着です。
50分作業をして10分休憩を取りますが、体を止めて2~3分で汗は引き、一気に寒くなります。
何よりも辛いのは昼休憩です。寒すぎて体は休まりません。上着を2枚3枚と重ね着し、電気カイロの電源を入れ、ズボンも重ね着、ネックウォーマーで首周りを温め、ニットキャップを被ります。地面からの寒さを防ぐためエアーマットを使う方も。この時期定番の昼食はカップラーメンで体の中からも温めます。後はひたすら時間が過ぎるのを待つばかり。でもやっぱり間伐作業は楽しいんです。
※限りなく露出を避けます
※富士山へ沈む夕陽を眺めながら足早に下山します
今年も大きな事故や怪我も無く無事に1年が終わろうとしております。社員ブログの管理を担当して2年目となった今年もたくさんの記事が投稿されました。その数なんと24件。1ヶ月に2件は投稿されていることになります。スタッフの皆様には現場作業などで忙しい中、投稿していただき感謝です。2020年はこのブログが最終投稿となりますが、来年も社員ブログを宜しくお願い致します。
この日記を書いた人
鳴島 浩二
鳴島 浩二
1979年生まれ。東京都羽村市出身。東海大学工学部卒。元小笠原海洋センター所長。小笠原諸島やインドネシアで海洋生物(ウミガメ、クジラ)の調査研究をしていた海の男。海洋環境を保全するにはと考えた結果、第一次産業の要である林業に辿り着く。