2021.02.16
読書の冬
立春が過ぎ、朝晩はまだまだ冷え込むものの、日差しが日に日に春めいてきた檜原村より、今回のブログは私、飯塚潤子がお送りします。
(あれ、なんだか前回のターンからずいぶん早いですね?)
2021年2月現在で社員は19人いるんですが、みんなそれぞれの持ち場で大変忙しくしているようです。
私はと言いますと、オンラインストアのご注文を用意したり、諸国良品のご注文を手配したり、
森デリバリーでの商品を揃えたり、檜原村の新しい誕生祝い品を開発したり、
その他細かいお問い合わせにお応えする日々でございます。インスタもチマチマ更新しております。
唐突ですが、今日は私が最近読んで面白かった本をご紹介しようと思います。
なにせコロナでなかなかお出かけもできず・・・会いたい人、行ってみたいところ、いろいろありますが、
とりあえず図書館や本屋さんに行けるだけでもありがたいですね。
1)「ここは宇宙一番地」松本 東洋(アズ工房)
子供向けに書かれた科学書で、とても読みやすくわかりやすいです。「せいめいのれきし」
(バージニア・リー・バートン)にも近しい感じ。
2)「おべんとうの時間がきらいだった」阿部直美(岩波書店)
読んでなにかを習得したという満足感を得るのとは違う、じわわわーっとくる読後感。大好きな「おべんとうの時間」の裏側をのぞけてとても面白かった!
幼少期の直美ちゃん、高校生の「ナーチ」、さとるさんと出会ってから過程を築くまで、どのページも何度でも読みたくなる。とても身近なお友達のような、うんうん、そうだよねって、最後まで読み進んだら、ああこんなふうに着陸したのかあと、しばらく幸せな余韻に浸りました。
娘のヨウさんがもう少し経ってからぜひ娘目線のエッセーも出してほしい!
ラジオ深夜便のトークを聞いて、直美さんはしゃべるのがめちゃめちゃうまいなあと思ったら
ラジオパーソナリティもされてたんですね。。そりゃうまいわ・・・。ぜひまた檜原村に来てください☺️
3)「怪物園」junaida(福音間書店)
子どもと本屋行った時に衝動買いしたもの。もーとっても絵が綺麗です!!お話も面白いです!!大人も一緒に楽しめる、飾っておきたくなる絵本。
いまうちの子は鬼→恐竜→からのおばけブームなのですが、そりゃね、こどもウケする本は他にもたくさんあるのですよ。
だけど図書館で借りればいいやっていう本と、自分で買いたい本の線引きは各家庭であるかなと思いますし
おもちゃもそうなのだと思っていまして、、大人も欲しくなる、飾っておきたいおもちゃ、誰かに紹介したくなるおもちゃを作りたいと思っています。
丁寧に作られていることだったり、遊ぶ人の気持ちを考え尽くしたり、もちろん素材が東京の木であることは大きな特徴のひとつですが、
まだまだ開拓してゆきたいなと思っています。
話が逸れてしまいました!さて。
おや、あきる野市中央図書館の新刊コーナーになにかありますねえ。
ちょっと近寄ってみましょうか。
やや!これは!「山をつくるー東京チェンソーズの挑戦」ではないですか!
皆様すでにチェック済みでしょうか?
潤子母情報によりますと、松戸の図書館にもあったとのことですから
皆さんのお近くの図書館にもぞくぞく入荷されているかもしれません。
入荷されていない場合はリクエストを、入荷を待てない方はぜひ書店やAma●on等でお買い求めを。
私のおすすめポイントは、なんといっても背表紙のイラストがカメムシであること。
このチョイスは、なかなかの上級者です。
カメムシについては私の過去ブログをぜひどうぞ。
今いるメンバーもたくさん登場し、みんなのことをよく知っている私からすると
もう楽しくてしょうがない一冊です。
私の相方(飯塚達郎)はヘンテコなチューブを吸ってるし(やばいやつじゃないです)
頼もしいパパきこりの鳴島さんは鼻にティッシュつめてるし(やばいやつじゃないです)
人気ブロガー伏見(当社比)はやたら剃りが入ってるし(やばいやつじゃないです)
なんのことやらは、本を読んでのお楽しみ!
楽しいことだけでなく、事故の話もしっかり書いてくださり、「今日も森にいます」と並んで我が社の社史みたいなものです。
現場に何度も足を運んでくださった菅さん、熱い思いで企画を進めてくださった編集の関谷さん、
本当にありがとうございました。
(飯塚潤子)
この日記を書いた人
飯塚 潤子
飯塚 潤子
1984年生まれ。茨城県つくば市出身。東京大学林学科卒。国際見本市主催会社に4年、林野庁の外郭団体に1年勤めた後、「林業の現場をやりつつ、新しいことにチャレンジできそう」との思いで入社。2016年に檜原村へ移住、2児の母。