加藤 健インタビュー

笑顔も向上心も溢れんばかりの転職1年生

 

 

 

 

 

加藤 健(林業事業部)。1992年神奈川県生まれ。東京・奥多摩、静岡で約3年間の経験を積んだのち、2021年に入社。現場の仕事をしつつ、夜間や早朝、休みの日にも趣味のトレランのトレーニングで身体を動かす(仕事にも直結!)。いまはシンプルにやるべきことをやるが、将来は資格を取得し、現場に活かしたいとも。


林業を志したのは、自然を介して人の役に立つ仕事をしたかったから

―まずは今やっている仕事について教えてください。

青梅市で森林再生間伐をやっています。切り捨て間伐ですね。

―今年はこれまでどんな現場があったんですか?

入社初日は植栽でした。その後、社有林の歩道づくりがあって、それから下刈り。秋から伐採・搬出現場があって、ナラ枯れの伐採や地拵えをしました。その後、社有林の現場に入って、作業道作設を手伝い、その後、枝打ち、間伐ですね。

―いろいろですね、おもしろかった仕事は?

植栽ですね。大事に大事に、やさしい気持ちでやっていました(笑)。

下刈りも好きですね、暑いのも嫌いではないです。ただ、ハチが…。刺されたとき蕁麻疹が出て、痒かったですね…

あと伐採もおもしろいです。YouTubeやインスタで見た海外の伐採動画を見て、もちろん、安全を考慮してですが、やってみたりしてます(笑)。

―なるほど、この後は?

4月は補植ですね。

―前の会社ではどういう仕事だったんですか?

前の会社は伐採のみでした。特殊伐採が多かったですね。だから、植栽、地拵え、下刈りなどは初めてです。

―そもそも林業を始めたわけを教えてください。

ちょっと漠然としているんですけど、大学卒業の時は、人の役に立つことがしたいと思っていて、東京ガスのグループ会社に入りました。

―社会インフラとして、人の役に立つ。

そうですね。

熊本地震のときに出向して復旧作業したことがありました。その時、お湯が使える、暖かい料理が食べられるとすごく感謝されました…。あんなに感謝されたことは初めてです。

―なるほど。

同じ頃、トレイルランナーの自伝を読んだんですが、それがすごくおもしろかったんです。表紙がいいんですよ! でっかい荷物背負って、笑いながら山登ってるんです(笑)

それを見てトレランや登山が好きになりました。トレランは走ってたら順位は気にならないんですよ。だんだん優しい気持ちになってくる(笑)

そして、トレランをしたことによって、元々あった社会の役に立ちたいという想いが自然環境、環境問題を通じてのものとなりました。

―いろいろな職業が当てはまると思いますが、その中で林業を選んだのはどうしてですか?

環境レンジャーや山岳救助隊とかありますが、自然を一番リアルに感じられるのが林業かなと思いました。それに、仕事をしながら鍛えられる(笑)

で、奥多摩で募集してるところがあったので、まずはそこで始めました。

―そうなんですね。

仕事は枝打ちがメインでした。ただ、事情があって短期間でやめました。

―その後は?

1ヶ月山小屋バイトして、その後、アパートを引き払って、車中泊とキャンプの生活に入りました。そういう生活しながら、レースに出るというのもいいかなと思ったんです。2019年、27歳の頃ですね。

―レースは出たんですか?

1回だけですが、出ました。でも、コロナが広まって、そうもできなくなったんですよ。ちゃんと働く時期かなと思いました。

―それでまた林業へ・・・

はい。自然を通じて、人の役に立つのは何かと考えたとき、やはりそれは林業だと考えました。それで静岡の林業会社に就職しました。

―静岡の会社にはどういった経緯で?

特殊伐採をやっている会社なんですよ。たまたま見つけたんですが、身体が動くうちに特殊伐採をやろうと思いまして。スキルを求めて入った感じですね。

山の仕事全般を経験したいと思い転職

―その後、チェンソーズ入社となります…

チェンソーズは奥多摩にいた時から知ってました。たまに現場近い時もあったみたいで、すれ違ったり・・・

―転職を決意した理由は?

特殊伐採だけではなく、山の仕事全般をやりたいと思っていたんです。その時、ちょうど未経験者の募集がありまして、実はもう半年長くいれば経験者枠だったようですが、特殊伐採しかやってなかったので、いいかと思って…

―そして面接ですね。

面接官が3人いましたので、いいチャンスだと思ってどんな取り組みをしているか聞きました。その答えが、「林業にこだわりつつ、出てくる素材をいろいろな形で売っていく」ということで、その活動に共感したことが大きな理由です。

―転職が決まったら、まずは引っ越しですね。

檜原はハードルが高い気がして(笑)、あきる野か青梅に住みたいと思いました。探してみて、最終的には、最寄駅の武蔵五日市駅付近(会社まで車で20分程度)に決めました。

―五日市はどうですか?

最高です。山がある、川が気持ちいい、蚊はいない、カメムシいない、ゴキブリいない。静かで、夜よく眠れます。涼しいし。

現場での働き方、そして今後目指す姿

―1日の動きはどんな感じなんですか?

7時半に集合して、チェーンソー、燃料を積み込んで、現場へ行きます。そこで着替えて、ミーティングして、ラジオ体操。檜原の現場なら、ここまでで8時半〜45分ごろですね。

現場まで歩き、丁場作って、作業スタート。だいたい9時台のイメージです。お昼は12時から。食べたら現場で寝ます。1時に再開して、終わりが3時半か4時。下山してミーテイング、車で戻って、5時前くらいに解散となります。

前より早いので、夜の時間も使えます。

―夜はトレーニング?

そうです。毎日走ってます。

―夏はサマータイムですね。

5時集合で、9時か10時に昼飯です。1時に現場終了して、戻って2時か3時に解散。

―入社してみての印象は?

初めはリーダーが誰か分からなかったです。みんなが意見を言い合っている光景が不思議でした。

ーというと…?

前の会社は20代多かったんですが、1人39歳がいて、その人がリーダーで分かりやすかったんですよ。

―なるほど。

あと、経験者採用の人が少ないからか、仕事のやり方にチェンソーズの型みたいなのがあって…

でも、言えば伝わるし、聞いてくれる雰囲気があるので意見は言いやすい。その辺に慣れれば、肩の力は抜ける、落ちついて仕事はできる感じです。

―どんな山づくりを目指しますか?

初めは自分が遊んでる山をずっと残したいという気持ちで林業を始めてるんですが、1年近くやってきて、次の世代に引き継いでいける、林業の作業がやりやすい山を作りたいと思うようになりました。

―働いてみて、いいところを教えてください。

道具に関して、前は自分の負担が多かったんですが、チェンソーズでは月に2,000円の手当があるので、それでチェンソーのヤスリだとか、手袋だとかいろいろ買えます。それと通勤費も高く設定してもらってますし…

あと、有休も取りやすいですね。給料に関しても、社長が1人で決めてるのではなくて基準があるので納得できます。

―現場の雰囲気的に、チェンソーズにはどういう人が向いていると思いますか?

自分でどうしたいかをちゃんと持っている人ですね。いろいろな面で意見を言えるし、聞いてくれる、改善しようという雰囲気がありますから。

―転職を考えている人にチェンソーズを薦めますか?

薦めますね。安全について形にしようと考えてるし、林業のこれからを考えてる会社だと思います。

―最後になりますが、今後はどうなっていきたいですか?

会社の方針に沿って、自分の目指すところを決めたいですね。例えば、素材生産に力を入れるというなら架線の資格を目指します。あるいは、特殊伐採に力を入れるというなら樹木医を目指します。

今はシンプルにやるべきことをやって、そこから決めたいですね。まずは自分の技術力を向上することです。

先輩インタビュー

なぜ東京チェンソーズに入社したのか? 仕事での楽しみは? 林業現場で活躍するメンバー、森と街をつなぐ最前線である材料調達班(販売事業部)、伐った木を活かす担当の工房長に、入社した動機や仕事の醍醐味などを聞きました。

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