2022.08.16

第72回 ”ちょうどいい”スギ天板がテーブルになって…

1月に紹介した“ちょうどいい”スギの天板がテーブルとなって納品されました。どこに? というと、実は私(木田)の家に!
マテリアル販売事業部・吉田と話しました。少し異色の回となります。

―これは、もしや?

そう、前にニュースレターで、「ダイニングテーブルにちょうどいいですね」と自分で書いたものです。まさか自分の家で使うとは 笑

―自分で買うかもって、そのとき話してましたよ。

そうだったですかね…。大きいテーブルがほしいと思っていましたが…
あの取材のとき、脚をつけて置いてあったこの天板を見て、まさにテーブルだなと思ったことを覚えてます。

―納品はいつでした?

4日前です。工房の関谷くんと雄太(新人)の2人が来て運んでくれました。

―どうでした?

脚は取り外しできるのでいいですが、天板は玄関も階段も縦にしてぎりぎりのサイズでした。

―置いてみて印象はどうですか?

納品した直後の、テーブルの上に何もなかった状態で見ると、なんかポツンとして落ち着かない感じでした…
だけど、そのあとコースター置いたりしたら、ずっとここにあったかのように…

―馴染んで…

そう、テーブルの後ろの棚もスギなので、何となく同じテイストを感じてます。
色味とかを含めて、部屋の中で浮かないものにしたかったので、良かったです。

―使ってみてどうですか?

大きくて使いやすいのはもちろんですが、やっぱり、元の方が広がって行く感じとかすごくいいですね。見ていて落ち着く、飽きない。無意味に触って感触を楽しんでます 笑

―そもそもこれを選んだのはなぜ?

まずは大きさ。それから耳付きで、真四角じゃない形が良かった、というのがあります。
でも、それだけじゃなくて、木を伐った人も、加工した人も、みんな知ってるというのが良かったですね。
どうせ買うなら、そして、長く使うなら、知ってる人たちが関わったものがいいなと。

―全長は少し短くしたんですよね。

そうです。部屋の大きさに合わせて、こっちの幅の狭い方を30cmくらい切ってもらいました。

―仕上げにオイル塗ってるんですか?

はい。木目が際立ってきてますね。綺麗。

―虫喰いの跡は残したんですよね?…

そう、そのままがいいと思って残してもらったんです。見てて面白いです。

―ここで食事も取ってるんですか?

そう、食事も。あと、妻の仕事も。
仕事のお客さんが来たとき、このテーブルを使うことになります。

―この穴とか模様、何ですかって、絶対聞かれますね。

そこから話が弾んで行きます 笑

■サイズ
全長:1800mm、幅:700-800mm、厚み:50mm
テーブル高:730mm
アイアン脚使用、オイルフィニッシュ

(取材後記)
文中でも話してますが、やはり、関わる人を知ってるものを買うって、すごくいいですね。愛着湧きます。あとは、この木が生えてた場所を見に行くだけ!(木田)

※ 前に素材を紹介した「”ちょうどいい”スギ天板」(2022年1月18日)はこちらです

この日記を書いた人

木田 正人

木田 正人

1966年生まれ。青森県弘前市出身。日本大学農獣医学部卒。雑誌記者など出版界勤務後、「人のため、地球のための仕事」をしたいと思い、林業を志す。東京チェンソーズ設立当初から森林整備と広報を担当。

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