2021.02.16
第5回 天然乾燥2年〜ヒノキの半割り丸太
重量感たっぷり。どっしりしたヒノキの半割り丸太。ベンチにちょうど良さそうです。マテリアル販売事業部の吉田に聞きました。
——これは何ですか?
これはヒノキを半割りにしたもの。とくに珍しいものではないですけど、皮を剥いて、製材所で半分に割って…。乾燥させて2年は経ってます。
——これ、年輪の芯で半分になってないですよね?
芯ではなくて、サイズ的に半分にしているからですね。
(木の育った環境によっては偏った肥大成長をするため、年輪の中心が丸太断面の円の中心にならないことが多々あります。)
——いつ用意したの?
素材の販売を始めた当初ですね。事情があってそのときは使わなかったので、その分よく乾燥してますよ。
——皮剥きはどうでした?
伏見と皮剥いて。しかもまだ高圧洗浄とかない時代だったので、ヘラを使って手で剥きました…。
動かすとき、めちゃくちゃ重かった。これ無理ですってくらい 笑
——何に使いますか?
ベンチとか看板なんかどうでしょう。神社の境内の前にベンチとしてあったりするような。
——重量感が魅力ですね。
(持ってみる)
うわー、やっぱり持てない〜。
■素材データ
サイズ:幅約2500〜3000mm、奥行き約400mm、高さ約200mm
状態:樹皮皮剥き
材種:ヒノキ
伐採時期:2017年秋
重量:推定40kg
(取材後記)
本文でも触れていた材の皮剥き。いまは高圧洗浄機(水圧)を使ってこんな感じ。このあと手作業で仕上げます(木田)。
この日記を書いた人
木田 正人
木田 正人
1966年生まれ。青森県弘前市出身。日本大学農獣医学部卒。雑誌記者など出版界勤務後、「人のため、地球のための仕事」をしたいと思い、林業を志す。東京チェンソーズ設立当初から森林整備と広報を担当。