2025/03/11
第130回 広葉樹みたい、異彩を放つヒノキ
ぶっとい枝(?)が何本も出てる不思議なヒノキ。山で生きていた時、さぞ、異彩を放っていたのでは…。販売事業部・吉田に聞きました。
―これは何ですか?
ヒノキですよ。
―すごい形ですね。
そうなんですよ。先端を見てください。
―先端とは?
こちらですね(上の写真右側)。
―え、こちら? こっちが上だったんですか?
そうですよ。
ほら、ここ腐ってるじゃないですか。ここが本来は上に伸びていくところだったんですが、何かの原因で折れるか腐るかして、二股のような感じになったんだと思います。
―なるほど、二股ですか…。それにしても太いですね。本来の幹くらいありますね。
そうですね…。二股になってからそれなりに時間経ってますよね。何十年と生きたんじゃないですか。
―何か雰囲気が広葉樹みたいですね。
ですよね、ボコボコの隆起もそうですし、全体の感じ…。針葉樹とは思えないですね。
―とはいえ、基本姿勢は真っ直ぐ。
そうなんです。だから余計、不思議に見えます。
―どんな感じだったんでしょう、山で生きていた時。
どうだったんですかね。上の方に何か障害物、大きい木が枝を張っていたとかあったんですかね?
―そうかもですね。普通に上に向かって成長させない、何かがあったんですね。
そんな感じです。
―他の枝(?) も太いですね。こんなにいくつも太いのがあるのは珍しいですよね。
ですね、直径20cm以上のもありますね。
―シワシワや表面のうねった感じも独特ですね。
根株と同じで力がかかってたんでしょう。
―そうかもしれないです。雰囲気、似てますよね。
このままの形もいいですが、割ってみると面白そう。
―確かに、うねうねの木目が出てきそうですね。
■素材データ
サイズ:全長:2600mm、直径:320mm
樹種:ヒノキ
状態:未乾燥
(編集後記)
本文でも根株みたいだと話してますが、まさにそう。生きようと根を広げるのと、木の気持ちは一緒。必死に頑張った感じですね。ちなみにこの木も前回に続き、村内・製材所から届いたもので、いつしか樹皮が剥かれていたという逸品です(木田)。