2021.11.23
伐採するとき気を付けること〜祝日特別版
今日は勤労感謝の日。お休みの方も、そうでない方もいらっしゃると思いますが(弊社は仕事)、祝日ということで、誠に勝手ながら通常版はお休みとさせていただき、代わって山のお話を少し…
昨年の11月から今年2月にかけて、檜原村・小沢地区の森林で伐採・搬出の仕事をしました。ニュースレターでも何度か登場した“小沢の現場”です。
その現場でおもに伐採を担当したのが思(おもい)。
林業歴約20年、1年半前に“1本まるごと”の考え方に共感して他県の会社から転職してきました。
伐採時の様子など聞きました。
―小沢の現場の印象を教えてください。
斜面が急ですね。あんなのはなかなかないですよ。
―伐採するときは、どんなことに気を付けるんですか?
3人で仕事をしていたので、まずはお互いの位置。倒す方向に人がいないか、木が滑って転がった場合、そこに人がいないか。
あとは、伐倒した木が傷つかないように。倒したときに切り株に当たると傷がつくので、倒す位置に気を付けます。あとは、芯が抜けないように、裂けないようにですね。
―いい状態の木を出せるようにする。
そうですね、50年、60年かけてせっかく大きくなったのに、自分が傷を付けないようにしたい。
小沢の現場では来年春、この伐採跡地に広葉樹を植栽予定となっています。
まるごとニュースレターは毎週火曜日午前11時配信。
次号は11月30日にお届けします。
この日記を書いた人
木田 正人
木田 正人
1966年生まれ。青森県弘前市出身。日本大学農獣医学部卒。雑誌記者など出版界勤務後、「人のため、地球のための仕事」をしたいと思い、林業を志す。東京チェンソーズ設立当初から森林整備と広報を担当。