2022.04.05
第59回 絵に描いたような枝ぶりが魅力! ヒメシャラ
枝の広がりが優美なヒメシャラ。庭木や公園樹として用いられることが多いそうです。
マテリアル販売事業部・吉田、それから、伐採した林業事業部・加藤に聞きました。
―これは何という木ですか?
ヒメシャラです。
―どんな木なんですか?
落葉広葉樹なんですが、この幹の色や艶っぽさ、ツバキに似てるでしょう?
―たしかに似てますね。ところで大きさはどれくらいあったんですか?
この木は8mくらいあったようです。
―けっこう大きいですね。
そうです。いまお見せしてるのは先っぽの方なんです。この下に、もっと太い幹があります。
―そうなんですか…。材木としては使う木ですか?
この辺では聞かないですね。
―樹形がいいですね。
枝分かれの仕方とか、曲がり方とか、すごく自然で綺麗です。
―絵に描いたみたいな理想的な形ですね…
そうなんです。影もいいですよ!
―新芽が出てきてます。少し前まで生きてたんですよね?
ええ、まだ伐採したばかり。
―芽は落ちちゃいますか?
どうでしょうね…、残念ですけど、落ちるんじゃないかな…
―ドライフラワーみたいに乾かすとかどうでしょう?
どうでしょうね…
―全部で何本あるんですか?
7本あります。何本か並べると、森みたいな感じになるんじゃないかと…
(現場での伐採を担当した林業事業部・加藤に聞きました)
―ヒメシャラを伐ったのはどういう経緯からですか?
庭木の伐採の仕事だったんです。ヒノキ始めいろいろな木があって、いくらか間引いてさっぱりさせたいということでした。
―そういうことなんですね。ヒメシャラを見たときの印象を教えてください。
枝ぶりがかわいいかったです!
■素材データ
サイズ:全長(樹高):2500mm〜3000mm、直径:50mm弱
状態:樹皮付き、未乾燥
樹種:ヒメシャラ
伐採時期:2022年3月
重量:5kg〜10kg
(取材後記)
見る人誰もが「かわいい」という枝ぶり。檜原へお越しの用事がございましたら、ぜひ、お立ち寄りください 笑(木田)
この日記を書いた人
木田 正人
木田 正人
1966年生まれ。青森県弘前市出身。日本大学農獣医学部卒。雑誌記者など出版界勤務後、「人のため、地球のための仕事」をしたいと思い、林業を志す。東京チェンソーズ設立当初から森林整備と広報を担当。